颯爽退勤日記

日々の考えごととか、ねことの日常とか

省エネだけど大満足なディズニーランドレポ

私も同居人もIT健保なるものに会社が入っており、毎年1回その福利厚生でディズニーの割引チケットがもらえるので、先日の祝日につなげる形で平日に有給を取りディズニーランドへ行ってきた。今回はイベントワクワク割もあったので3000円ぐらいで行けた。ラッキー。

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先日ディズニーシーに行った話をしたが、個人的にディズニーランドに行くのはだいぶ久しぶりで、記憶の限り大学入学前の春休みに行ったきりな気がする。 対して同居人は超がつくほどではないもののそれなりのディズニーオタなので、ランドもシーもお手の物。今回も私をエスコートしてくれ、「いろんなものを食べたい、お酒飲みたい、できるだけ座って過ごしたい」という私の省エネ要望を完全に叶えてくれた。

そんな久しぶりのディズニーランドがだいぶ満足度が高かったので一日の流れをレポしてみる。

早朝に家を出発、開演前に並ぶ

ディズニーオタの朝は早いですね。てっきり9時ぐらいに行くのかなと思っていた私だが、どうやら6時過ぎには出発するぞと同居人に告げられ、焦る夜。まあ早起きは得意(猫に起こされるだけ)なので問題はないが、ディズニーへの意識を改めさせられる。

7時半ごろに舞浜駅に到着。すでにたくさんの人が並んでおり、こんなに朝早くから人を惹きつけるディズニーやばいな、と月並みな感想を思いながら私たちも並ぶ。「座りたいなぁ」と内心思っていたら同居人がレジャーシートと折り畳みの簡易マットをおもむろにリュックから取り出す。なんて用意がいいんだろうかこの推しは!!と感心してしまった。 ディズニーシーの時は使う時がなかったので知らなかったが、ディズニーに行く時は必需品として持ち歩いているらしい。素晴らしすぎ。

座って時間過ごせるだけでだいぶ快適な待ち時間だった。同居人はスイッチ、私は小説を読みながら時間を過ごしているうちに、ランドは8時15分OPENとのアナウンスが入る。そんなに早いの?と思うが、同居人曰く最近はこんなもんらしい。公式の開園時間は9時なんだが。ディズニーむず。

とりあえず空いてる乗り物に乗りまくる

入園したあと、最近は美女と野獣に行く人、ジャンボリミッキーに並ぶ人が多いらしい。特に美女と野獣は常に待ち時間が100分超えたりする超人気アトラクションだから朝から行く人も多いとのこと。最近人気のジャンボリミッキーは抽選だが、初回は並んでも入れるから最初に行く人も多いらしい。 とはいえ私は特に何かのアトラクションに惹かれていないし、同居人も何度も行っているるので特別乗りたいアトラクションはないということで、私たちはとりあえず空いてるところに行くことに。

まずはビックサンダーマウンテン。10分ぐらいの待ち時間で乗れたと思う。この日の午前中は雲ひとつない晴れ模様で、肌寒い気温と太陽の暖かさでとても気持ちよかった。

そのままの足でウエスタンリバー列車に乗る。これも非常に気持ちよかった。単に列車移動して周りの景色を見るだけなのだけど、アメリカ西部をめぐるという世界観がしっかりしているので、普段の生活を離れてちゃんとテーマパークという異空間に来たな、と感じさせてくれるのがとてもよかった。

「ビックサンダーマウンテンのあそこ、骨になってるんだ」と気づいたり

次にジャングルクルーズへ。キャストさんがジャングルを巡るクルーズのガイドをしてくれる設定で、ユーモアに富んだ演技をしてくれる。今回案内してくれたキャストさんは多分ベテランで、アドリブ満載だったらしい(同居人は大体の言い回しを覚えているらしく、定形のセリフが少なかったとのこと)。これも急によくわからんジャングルの世界観に引っ張られることで、異国というか異空間を感じられて良い。 あと水辺をクルーズするので、先ほどの列車と違いより涼しげな空気がまた良かった。

突如霧に包まれる中迫真のガイドをしてくれるキャストさん

微妙な待ち時間にショーの抽選をしたが、今回は全ハズレ。私は座れるショーが大好きなので残念だが仕方ない。

早めのお昼ご飯、チャイナボイジャー

そんなこんなで10時手前になったので、ちょっと早いがお昼ご飯を済ませに行く。早起きしているのでランチにはちょうどいい時間だ。同居人一押しのチャイナボイジャーという中華料理屋で食べることに。人気なのか、どこのレストランもそうなのかわからないけど、10時の開店に合わせて少し人が並んでいた。

ハワイにある中華料理屋って感じ

並んでいる間に注文表が配られる。これはサイゼリヤ式だ。このスタイル、手間も省けるし間違いも起きにくいし良いよね。この紙だったり、先に会計済ませてしまう形式たっだり、回転スピードを上げる工夫が見られて感心する。

ジンジャーポーク麺と麻婆麺を頼む。私はもちろんビールも。ランドはお酒が飲めるお店が少しずつ増えているらしく、そのうちのひとつらしい。少し肌寒い気温の中、晴れ間のテラスで食べる温かいラーメンとビールはとても美味しかった。キャンプで食べるカップ麺が美味しく感じるあれに近いやつ。 午前中からお酒も飲めて私はもうだいぶ満足してくる(早い)。

白髪葱をトッピングで頼んだら両方デフォルトで付いてた

蒸気船、フィルハーマジック、ホーンテッドマンション

お腹を満たした後は、近くにあったでかい豪華客船に乗る。蒸気船マークトウェイン号というらしい。列車やクルーズと違い、ガイドもアナウンスもないただの船に乗って近辺のエリアを1周するだけの乗り物だが、今回は天気が良すぎてこれもとてもよかった。逆に日焼けを気にしたぐらい。

このでかい船(この写真は列車から撮った)

船の屋上に登ると結構高くなるので、ランドの様々な部分を見渡せるのだが、どこから見ても「ああディズニーだなあ、みんな楽しそうだなあ」という気持ちになるので、多幸感がすごい。ディズニーで人間観察すると幸せエネルギーめっちゃもらえそう。その辺のルノアールとかで欲にまみれた人間観察するのとは大違いだ。

船に乗っているとこんな遊具みたいな部分があることに気づく。みんな楽しそう。キャストさんが手を振ってくれている。嬉しい。

その後、同居人がぜひ私におすすめというフィルハーマジックに乗る。乗るというか観るか。ディズニーシーでシンドバッドがめちゃくちゃよかったという私の感想を聞いて、それならこれもおすすめとのこと。

座って3Dメガネをかけて映像を見るマジックランプシアター形式。簡単に内容を言うと、ドナルドがいろんなディズニーの世界を旅していくのだけれど、常に音楽が関係していて、ディズニーの全部の音楽を詰め込みました!!というぐらい目まぐるしく世界が変わるメドレーといった感じ。

やっぱりディズニーは音楽が良いなあと実感する。この手の音楽と掛け合わせてくるものはいつも泣きそうになってしまうのだけれど、このフィルハーマジックは良くも悪くも勢いがすごく、余白がなかったので泣くことはなかった。でもテンションは上がるのでとても良かった。私の好みをわかっている同居人さすがだなあという気持ちになる。

一律予約時間形式のホーンテッドマンションの時間が12時30分とかだったので、こちらもパレード前に向かう。残念ながら今回のディズニーの中では一番記憶が薄い。多分途中うたた寝していた。面目ない。

パレード1|ドリーミング・アップ

お昼になるので最初のパレードを観る。同居人もさすがに数時間前に場所取りをする!といったパレードガチ勢ではないが、「とりあえず座って観たい」と言う私の要望により、座る場所は適当に確保する。2列目ぐらいならパレードが始まる2,30分前でも結構空いているのでよかった。ここでもレジャーシートとお尻のクッションが大活躍なので同居人には頭が上がらない。

私にとってランドが8年ぶりぐらいだったので、パレードももちろんご無沙汰だったのだが、やっぱりパレードというのは本当に良い。音楽に合わせて踊っているキャラクターが、目の前に来たときにこっちに手を振ってくれるだけで、ちょっと目がうるむ。なんなんだあれは。

目が合っているように錯覚してしまうのがいいよね

パレードは道を封鎖して行うので、一時的に人が通行止めになっている。そのためパレードの構成はいくつかのまとまりになっており、ひとまとまりが通り過ぎた後、少し空白ができてその時間に通行止めにしていた人たちを通す、と言う流れがあった。

この一時空白の時間があることで、泣きそうになっていた私もちょっと現実に引き戻され、ギリギリ涙を流すことはなかった。危ない。

曲がいいんだ本当に。

ドリーミング・アップ!

ドリーミング・アップ!

  • 東京ディズニーランド
  • サウンドトラック
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

BIG POP、グラタンドッグ

小腹もすいてきたので、同居人おすすめのBIG POPという通常のポップコーンより少し大きく美味しいらしいポップコーンを食べる。時間によっては並んでいる人気店らしい。チーズとキャラメルの2つの味が入ったフレーバーを頼んだ。私はチーズのお菓子があまり好きではないのでキャラメルしか食べていないが、確かにいつものポップコーンよりも気持ち大きく、キャラメルの味も多く付いていた。

なんだかんだで15時すぎのクリスマスパレードが近づいてきたので、食料を調達する。先ほどのパレードの時、場所を確保した後待ち時間に美味しそうなものを食べている人を見かけて、私も次はその作戦をやりたかったのだ。

飲みたいと思っていたクリスマス限定のラムのカクテルと、グラタンドッグを調達し、パレードの場所を確保して座って食べる。グラタンドッグはちゃんと大きいソーセージが入っており、ボリューミーでとてもよかった。パンが赤いので口が汚くなる(血塗れになったみたいになる)ので飲み物必須。カクテルは、少しストロベリーが甘すぎるなあ、という感想。まあクリスマスだし赤色を出したかったんだろう。想定内の味でした。

パレード2|ディズニー・クリスマス・ストーリーズ

この時間の頃にはあれだけ晴れていた空も曇ってきてしまい、あまり綺麗な写真を撮ることはできなかったが、パレード自体はとてもよかった。

一台に大集合と、スリンキー可愛いの図

先ほどのパレードでは見れなかったキャラクターたちも登場してきていたし、プリンセスたちの顔の整い方ったらない。クリスマスの音楽がまた非常によかったなあ。Hollyという単語が柊を表していることをこの曲で知りました。

ディズニー・クリスマス・ストーリーズ

ディズニー・クリスマス・ストーリーズ

  • 東京ディズニーランド
  • サウンドトラック
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

アナ雪とか、季節感があって良かった

ハピネスベイマックス

最後一つぐらい並んでもいいから人気のアトラクション乗ろうか、ということでベイマックスの乗り物へ。

コーヒーカップみたいにグルグル回る乗り物に乗るのだが、その間はノリの良いベイマックスの音楽が流れ、音楽に合わせてキャストさんたちが振り付けがあるのか曲に合わせて踊っており、周りに並んでいる人たちも見様見真似で踊ったりしている。夕方でだんだん暗くなっていることもあり、ガンガン光が照らされているステージと音楽がなってみんなが踊っているので、なんか新手のクラブみたいだった。平和な子供向けのクラブ。

同じこと思ってる人いた。

流れる音楽は結構種類があるし、そのどれもが割とアップテンポで乗りやすく、踊っても全然恥ずかしくないクラブのようなも雰囲気も良かったが、何よりコンセプトが非常に良いと思った。

原作のベイマックス自体は未履修なので詳しくはわからないのだが、アトラクションの説明書きを観るに、ベイマックスは人工的に作られ、人のメンタルヘルスのために動いてくれるAIロボットのよう。歌の所々に「ハピネスレベルを計測する」というベイマックスのセリフが含まれていたので、幸福度を上げるためにベイマックスが乗り物に乗せてくれる、という設定だと感じた。

多分ロボットだから一度に何体も存在しても問題ないんだよね

幸福度を上げるための乗り物だから、「ベイマックスのハッピーライド」というネーミングにも合点がいったし、ベイマックスを作った博士?が言っていた「科学で人を幸せにする」というのは私好みすぎた。ウェルビーイングの研究とか好きでよく論文を読んだりしているのです。学生時代に実は少しやりたかった領域でもあった。

多幸感に溢れるディズニーにはぴったりのコンセプトだと思ったし、実際に乗っている人、周りで並んでいる人も、音楽の効果もあってみんな笑顔だし、実際にみんなちょっと幸せになってるよ〜〜と嬉しい気持ちになった。ベイマックス、ちゃんと映画観たい。

パレード3|エレクトリカルパレード

もうあたりも真っ暗になってきて、最後のパレード、エレクトリカルパレードの時間。パレードの待ち時間に小腹を満たすという技を覚えてしまったので、今回もピザを調達して場所を確保する。

飲みたいドリンクの一つだった、ホットココアのバーボンカクテルのお店が17時で閉まっていたことだけが残念だったが、ピザは非常に美味しかった。ホットカクテルの代わりにベイマックスのホットレモンドリンクを飲む。

エレクトリカルパレード自体は、かの有名な音楽がずっとなっており、雰囲気が良いし、これでもかと光物で装飾されたフロートが綺麗だった。でも個人的には、キャラクターがはっきりリアクションしてくれる昼のドリーミングアップやクリスマスのパレードの方が良かったかな。夜景とかはあまり惹かれないタイプだからかもしれない。

装飾すごいよね

記念撮影、帰宅

パレード後、人の流れを予想して即座に出口へ向かう。 装飾されたクリスマスツリーで記念撮影をする列ができていたので、その横で雑に自撮りする。 夜景には感動しないとはいってもこれだけでかいと、おおすごい、という感想にはなる。

ツリーだけじゃなくて、全体的にライトアップされた雰囲気はとても素敵でした。

帰りは最寄り駅まで連れてってくれるバスがあるので、それに乗って帰る。今回は結構省エネに動いておりそんなに足は疲れなかったが、とはいえ電車を乗り継いで帰るよりも、駅まで連れてってくれるバスは最高。すぐ寝たので気づいたら駅だった。

回ったところメモ

雑な行動ログ

多分こんな感じで動いた気がする。同居人がいい感じでエスコートしてくれたおかげで、あんまり無駄な動きがなく快適な省エネディズニーランドだった。実際歩数計は1万5000歩といつもより少ない。

次はジャンボリミッキーとビッグマウスビート絶対に当てるぞ!と意気込むぐらいにはディズニーに魅せられて眠りにつきました。