颯爽退勤日記

日々の考えごととか、ねことの日常とか

夢の国

日曜日。突如同居人とディズニーシーに行くことになった。

sassoutaikin.hatenablog.jp

同居人がこの前書いたことでだいぶ切羽詰まっており、自らのタスクに皺寄せがきていてストレスが溜まっていた。 土日にずっと家にいても仕事のことを考えてしまい辛そうだったので、どこか行きますか〜とに呼びかけると、 ディズニーに行きたいとのことだった。

日曜の朝に行くことを決意し、朝チケットを取り、京葉線に乗って舞浜に向かう。 就職するまでは東京に住んだことなんかないわけで、「今日ディズニーいこっか」という気軽にお散歩するぐらいでいけるんだ、とちょっとびっくりしてしまった。 夢の国だと思っていたところは意外とすぐ近くにあることに気づくし、東京に住んでいることを改めて実感する。

同居人はディズニーが好きだ。よく友達と行っている。そんなディズニーに何回も行って良く飽きないなぁと思う。対して僕は同居人がいなければディズニーなんて行く機会がない。先日自分の誕生日に同居人が連れてってくれて以来だ。

そんなディズニーのキャラクターさえ朧げな僕でも、行ってみるとディズニーはやっぱり楽しい。 別に、何をするわけでもなく、何かのアトラクションに乗らなくても、なぜか楽しい。 空気感、雰囲気が統一されているということがいいんだろうな、と思う。 基本的にディズニーはどこを切り取っても、わたしたちがいつも暮らしている忙しない社会感がない。なにかしなきゃ、という感覚を忘れさせてくれるのだ。

同居人も、久しぶりに仕事のことを忘れていそうだった。たまにメンション付きのSlack通知により引き戻されそうになっていたが、楽しそうで何より。

トイストーリーなどをもちろん乗ったが、シンドバットのアトラクションが非常に良かったのを覚えている。特になんてこともない、いわゆる休憩場所として使われる待ち時間も少ない乗り物だ。船みたいなものに乗って、ゆらゆら室内を回るやつ。人形が動いて歌を歌っているシーンを見せられる。本当になんてことのない乗り物なんだけれども、なぜか泣いてしまった。あの空気感はなんなんだろう。シンドバットとチャンドゥという虎が信頼し合っているシーンで人間と動物が心を通わせているというメッセージかなと思い素晴らしい世界だなあと思ったり。 大量の人形が一緒の歌を歌っている部分を見て、こんなに複数人が同じことを一生懸命出来ることって今生きている社会にどれだけあるだろうなあ、と思い、なぜか感動してしまう。実社会は生きているだけですごく疲れることを実感した。僕も意外と疲れていたんだなと思う。

少しばかり普段の社会を忘れて、何も考えなくていい夢の国で過ごした日曜日だった。 次の日が月曜でまた仕事が始まるという以外は、最高の日曜日だった。 弾丸ディズニーも悪くない。同居人にストレスが溜まってしまったからこそ味わえた気持ちだった。ありがとう。

ビール3杯+ラムのカクテル1杯いただきました。