颯爽退勤日記

日々の考えごととか、ねことの日常とか

「思い入れ」があるものを増やす

ここ最近、高い買い物をいくつかしてしまった。 カメラにダウン。私にとっては結構な出費だ。

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ただその反面、社会人になって良いと思うものにしっかりお金を払えるようになったことは嬉しいことでもある。

学生の時などお金があまりない頃は、どうしても安さ優先で決断してしまうため、一旦は使えるその場しのぎの物が増えていく。 その結果、物は単純に多くなるし、物によっては、なぜ買ったのかもわからない始末だ。 結局引越しや衣替えのタイミングで捨ててしまうし、なんだかんだ今も手元に残っているものは少ない。

そんな若い頃の過程も経てだが、できることなら身の回りのものや身に付ける服などは、長く使えて思い入れがあるものが良いと思って来ている。 思い入れというのはなんでもよくて、プレゼントされた物、好きな人がおすすめしていた物、旅先で出会った物、とにかく手に入れた理由になることが全て「思い入れ」だと思う。 (だからこそ、安さだけを理由に購入したものは思い入れがそれほどない気がしてしまう)

思い入れがあるものが増えていくと、生活の中でひとつひとつのものに触れる際、「これは〇〇で買ったもの」「〇〇さんがおすすめしていた」とエピソードが加わり、自分の幸福感は何倍にも跳ね上がる。自分にしか理解できないエピソードでも、自分のためになれば良い。

結果的に手に入れるコストが高くなってしまうこともあるかもしれないけど、値段が高いのには何かしらの理由があるはずで、耐久性は安いものよりはいいだろう。 そして思い入れがあれば簡単に捨てようとも思わないし、長く使う理由にもなる。安いものをたくさん買うよりもよっぽど良いはず。

最近はそんな気持ちでものを買うようにしている。


先日同居人の誕生日があったのだが、プレゼントこそ貰った側にとって思い入れが入るものもないので、やっぱりちゃんと自分が良いと思うものをあげたかった。 もちろん自分だけの「好き」を無理やり押し付けることはよくないけど、相手が欲しいものをそのままあげていては自分で買うことと同義で贈り物の意味をなさないので、相手のことを考えながら自分なりに独断でセレクトする。

今年はAetaのBoston Sというハンドバッグをプレゼントした。知り合いや購読しているブロガーの人がおすすめしていたのでまず問題ないと思っていたし、同居人はマットなディアレザーが好みなようで、喜んでもらって何より。


せっかくなので、他にも最近思い入れのある購入品をあげていく。

同居人からもらったことをきっかけに、買い足したOne Novaのパンツ。単純に肌触りが良く履き心地がとても良いので気に入って履いているのだが、作り手も面白くて、大学生が起業して作り始めたブランドなのだ。職業柄同居人も私もスタートアップ界隈の動向にそれなりに詳しく、同居人が代表の子と会ったことで最初の1つを買ってきてプレゼントしてくれた。

最近はブランドをリニューアルしたらしく、パッケージがカッコよくなっていた。共同代表の子のインタビューを読んだが、大学を卒業するタイミングで本当にブランドを続けるのか、またブランドの方向性をどうすれば良いか悩んでいたらしい。そんな中、一つの方向性を表す意味でのアップデートとのこと。最初のキャッチコピーである「透明なパンツ」と言うのはあまり私もピンときていなかったので、さらに好きになる。

実は学生起業も少し思うところがあるので、勝手ながら応援している。本当にこの下着は履き心地が良いので、物は良いはず。これからも頑張ってほしい。


スタートアップ繋がりでまた一つ紹介すると、ヘラルボニーのクッションを最近買った。

こちらは知的な障害のある作家・福祉施設と連携しアート作品などを手掛けている会社で、福祉を起点に「障害」の新しいイメージや文化を作っている。

私は別に身近に障害を持った方がいたとかではなく、福祉文脈で強い想いを持っているわけではないが、縛られた価値観や概念は大嫌いで、この会社が持っているビジョンは非常に好きで応援したい。そして単純に素敵と思えるデザインが多く、一作品として良いなと思う。1年ほど前に知ったが、どうやら今度はディズニーとコラボするみたいで、着実に活動が大きくなっている気がする。応援しています。

ついでに我が家の隣のクッションも紹介すると、分かる人にはデザインでまる分かりだと思うが、サカナクションの834.194クッション。 最近は一郎さんの体調が心配ではあるが、健やかにあってほしい。またいつかライブが観れれることを望みつつも、十分今までの音楽で幸せにしてもらっているので、身勝手なことはお願いできない。誰だって心身が一番だ。

このようないわゆるグッズだって、思い入れを持てるものとしては十分すぎると思う。 私は番組や企画のグッズなどを買うことも多く、多くのTシャツは何かのイベントのものだったりする。 今度の佐久間さんイベントのグッズ、何を買おうか悩んでいる最中でもある。

あげ出したらキリがないので一旦この辺りにする。 やっぱり話せることがある、「思い入れ」のあるものっていうのは良いよね。 聞く側も楽しいし。いつだって読んでて楽しいブログNo.1は「私のベストバイ」だ。