颯爽退勤日記

日々の考えごととか、ねことの日常とか

食について

最近仕事関係でストレスが溜まることがあり、退勤後一人分の夜ご飯を作るのもめんどくさかったので、家の近くの居酒屋に駆け込んでみたことがあった。

たまに散歩で通っていて店自体は知っていたものの初見では入りづらいなぁと思っていたところ。イライラしてたのでそんなのは気にせずふらっと入ってしまったのだけれど、非常に素晴らしい店だった。

常連さんばかりだったけど一見の私にも優しくしてくれ、お通しは毎日日替わりで、今日のおすすめ料理が複数ホワイトボードで管理されていて毎日書いているんだろうことがわかる、いわゆるとても好きな居酒屋だった。

刺身をはじめ、焼きも揚げも魚料理が本当に美味しいし、一品料理が何を頼んでもこれだよこれ!という絶妙なラインをついてくる。シメのチャーハンやおにぎりも完璧。帰る際にはあら汁のサービスもあって申し分なかった。

マダイの刺身と揚げ豆腐の青のりあんかけ

メヒカリの唐揚げと酢もつ

マーボー揚げなすと焼きうどん

こじんまりとした雰囲気と店長の優しさ、料理のセンス、どれをとってもこの居酒屋が心地良くて、また今日も行ってきたのだけど、ふと、私は日々の生活において食が大事なんだなと改めて思った。

  • 別に毎日毎日、見栄えするご飯を食べたいわけでもなければ、栄養が整ったご飯を食べたいわけでもないし、お金に気を遣って自炊をしなければいけないと思っているわけでもない。

  • とはいえ毎日外食・惣菜はさすがにコスパが悪いからやれる範囲で自炊はしたいし、自炊するなら自分が食べたいと思う美味しいご飯を作りたい。

  • でもたまには外食だってしたいし、どうせ外食するなら美味しいご飯が食べたいし、美味しいお酒も飲みたい。

  • そして日々の食が私の体を作っていることも理解できるから、そんなに体に悪いものを口にしたくない。だけど最初に言った通り、体にいいものしか食べない!みたいな制限をかけながら毎日を過ごすのもストレスがかかるので無理。

ざっと要求を書き出してみたけど、私は日々の食事に対して色々思っている。色々思っているからこそ、食は私の生活を豊かにする上で結構ウェイトが大きいものなのだろうと改めて感じる。

旅行に行ったら、1番大事にしたいのはもちろん食だ。過去に付き合った彼女と韓国に行った際に、カンジャンケジャンが有名なお店に行くために電車に乗ってこの街に行くといったら、なんでわざわざお店のために電車に乗らなきゃいけないのと言われて喧嘩になったことがある。だいぶ若い時なので擦り合わせも出来てなかったんだろうが、理解不能だった。

高校の友達グループと行ったイタリア旅行・スペイン旅行はみんな食に全振りな人たちだったので、何もストレスを感じなかった。レビューが良さそうなお店やホテルの人におすすめしてもらったお店に入り、大皿をみんなでシェアして、ワインを頼んで、美味しいね〜といって値段を気にせず頼んでたくさん食べることが楽しかった。

話は変わって、先日大学院時代の教授に結婚するんです〜という報告をした際に、食の好みが合っていればまあ大体大丈夫だよという言葉をもらった。

海鮮が嫌いなど似ている部分もあり、食の好みが大きく違うとは思わない。東京カレンダーに出てくるようなお店を望んでおらず、気軽に街中華や地元の焼肉屋さんに一緒に行ってくれる人が私のパートナーに求める条件であり、まさにそんな人なので良いかな〜と思っている。

ただ強いて言うなら私に比べてお酒があまり得意ではないので、気軽に居酒屋に一緒に行こう!とはならないのが残念なところかもしれない。まあ彼女はコーラをお酒のように飲めるし、シラフで会社の飲み会をやり過ごせる人なので、行ったら行ったで楽しいのだろうけど。

お金の価値観や文化に対する価値観、色々あるだろうけど、食の価値観のすり合わせは絶えず行っていきたい。年取ると好みも変わってくるので。