颯爽退勤日記

日々の考えごととか、ねことの日常とか

伊勢神宮で結婚参拝をした記録(準備編)

1ヶ月ほど前の話ですが、妻の実家である三重県は伊勢で結婚式を挙げてきました。

ここに辿り着くまで色々あったのですが、結果的に我々夫婦も家族も満足して終えれたのでやってよかったなあ〜という気持ちになっています。

簡単にですが、結婚式までの記録を振り返ります。 なお意思決定するところから入るので結構長いです。

そもそも結婚式ってやる?

もともと夫婦的には「結婚式なんてやらなくても別にいいかな」テンションではあったのですが、我々の両親のことを含めて考えると、やらない理由を我々夫婦のなんとなーくな気持ちだけで親に納得感を持って同意してもらえる気もしなかったので、家族だけで小さな結婚式をやろうかという着地に落ち着きました。

友達を呼んで祝ってもらうほどの胆力が私にはなかったのと、とはいえ親の「やっぱり結婚式はしたほうがいいよ〜(そして、自分たちも参加したい)」という意思の妥協点として、家族婚という選択肢です。

まあ妻も結婚式がやりたいかはさておき、ドレスもしくは白無垢を着たい!というモチベーションは多いにあったよう。確かに着れる時に着ておかないと機会を失うものかなと思うので、私も反対意見なく決定。

じゃあどこでやる?

まずは情報収集

家族だけでやると決まったはいいものの、じゃあどこでやるんだ?というのに結構悩みました。我々は今仕事の関係もあり東京に住んでいますが、親や兄弟・親戚は愛知や岐阜・三重・静岡と揃いも揃って東海県在住。

友達呼んでやるなら、普通に「東京開催で家族みんなにも来てもらう」がまず第一候補に来そうだけど、出席者の我々以外が東海圏在住となると、我々がそっちに行ってもいいのかな、とも思ったり。祖父母も呼ぶとなると、足腰や体調面の心配もあり悩みます。

それで以下の3択候補からスタート。

  • 東京でやる(我々が住んでいるので)
  • 愛知でやる(私の家族があるので)
  • 三重でやる(妻の実家があるので)

じゃあ会場候補を探していこうとなるわけですが、当てもなく探すわけにもいかないので、まずは条件整理。賃貸探す時もマンション探す時も選ぶ軸がないと決まらないのは何度も学んでいるので。

私は結婚式への欲が皆無だったので選ぶ基準も何もなく本当に役に立てなかったのですが、妻はやるならこういう感じかな、、というちょっとした欲があったのでだいぶ助かりました。

妻的ポイントは以下。

  • やるなら洋装よりも和装がいい(白無垢&色打掛を着てみたい)
  • そうそう潰れない会場がいい(歳を取っても残ってるところが良いね)

「洋装よりも和装でやりたい」がだいぶ強かったので(後述しますが、ドレスもせっかくなので着ようということになりフォトウェディングは別でやりました)、和装で挙式できる場所でまず探すことに。その上で潰れないとなるとまあ有名どころを見て行くことになるので、大体この辺りの会場を見てました。

  • 東京
    • 八芳園(「和装 東京 挙式」で調べるとすぐ出てくる有名な式場)
    • 椿山荘(同上)
    • 雅叙園(同上)
  • 愛知
    • 河文(ブライダルといえばの安心安全PlanDoSee)
  • 三重
    • 伊勢神宮(せっかく三重でやるなら伊勢神宮でやりたい!というお気持ち(なお正確には、伊勢神宮で挙式するのではなく、どこかで挙式をしてから伊勢神宮に参拝するのが正しい))

初めてのブライダルフェア

ネットで情報ばかり見ていても仕方ないので、初手でとりあえずブライダルフェアに行ってみることに。とりあえず一番家から近かった八芳園にまず行きました。

もはやなつかしい

結婚式あるあるだと思うのですが、行ったら行ったでテンション上がってしまい、めっちゃいいやん!庭園綺麗!神前式も良いかも!みたいなウキウキ気分で帰ったのを覚えています。

それで他のところも行ってみようかと思ったのですが、八芳園が思った以上に気に入ってしまい、ネットで調べる限り椿山荘も雅叙園も八芳園より若干高いとの噂だったので、もし東京なら八芳園でいいんじゃね?という思考になりました。

あと家族を東京に呼ぶならということで新幹線からのアクセス性も考えると、他の2つよりも品川からタクシーで行ける八芳園が一番いいじゃん!という結論に。

八芳園はご飯も美味しかった

そして愛知三重の選択肢を対抗馬として検討していくことになります。ここで特に要望がなかった私ですが、真面目に考え始めると、どうせ挙式をするなら神前式がいいなという気持ちが湧いてきます。

個人的に特定宗教を崇拝しているとかではないですが、人生においては何かとすがれる神様がいたほうがずっと生きやすいと思っているので、いっぱい神様がいる前提の日本神道はとても好きなんですよね。

そうなると、どうせ愛知か三重でやるならもう伊勢神宮一択じゃん!と二人で合意(熱田神宮もある気がしたけど、神様の力が伊勢神宮の方が強いという判断で選択肢にすら上がりませんでした)。

色々調べていくと伊勢神宮で挙式を行うのではなく、どこかで神前式をあげた後に婚礼の報告を天照大神にするという体で参拝することができるとのこと(別に東京で挙式をあげた後参拝に行ってもOK)。これはこれでありでは?となったので、伊勢神宮のお隣の猿田彦神社で挙式を行うプランでこちらもちゃんと見積もりを取ってもらうことに。

八芳園vs伊勢神宮

ここまで色々ありましたが、結局以下の2択に。

  • 東京の八芳園で挙式をする
  • 伊勢は猿田彦神社で挙式をする&伊勢神宮に参拝に行く

また検討を進める上で妻の要望も少し変化し、挙式では白無垢はもちろん色打掛(伊勢の場合はこれに振袖も追加)、そしてできればウェディングドレスも前撮りか何かで着たいということになります。ちなみに八芳園でも庭園で前撮りをするプランもあるらしく、選択肢が急に増えてきます。

ここまでの情報を整理すると、挙式は八芳園か伊勢神宮近くの猿田彦神社。ドレスの前撮りは東京のどこかスタジオか八芳園。東京で挙式をあげた場合に伊勢参りだけすることも考えると、2×2=4通り+2の以下6通りを考えることに。

  1. 八芳園で挙式+八芳園で前撮り(+伊勢参拝)
  2. 八芳園で挙式+どこかスタジオで前撮り(+伊勢参拝)
  3. 伊勢で挙式&参拝+八芳園で前撮り
  4. 伊勢で挙式&参拝+どこかスタジオで前撮り

さらに妻曰く着れる服の種類だったり質も色々あるらしく、またスタジオだと雨の影響を受けない、親のことを考えると伊勢の方がいいよなあ、などなど考えることがありすぎて決められない状態になってきたので、もう超定量的に決めるぞとスプレッドシートでひたすら各項目をオレオレ点数化。

こんな表を作ってました

値段は生々しいので隠してますが、この比較の結果、選ばれたのは「伊勢で挙式&参拝+どこかスタジオで前撮り」でした。親の反感を買わないこと(特に妻側)と妻がたくさん衣装を着れることが結構大事であることが改めて共通認識取れたのも大きいポイントだと思っています。

打ち合わせの日々

伊勢神宮に結婚奉告参拝するのは、三重県の様々なブライダル会社が提案していて、どこと契約するのかは自由です。(「伊勢神宮 結婚式」で調べると色々出てきます。)

私たちは一番近い神社で挙式をしたかったため、お隣の猿田彦神社で挙式をするプランで行くことに。

猿田彦神社では挙式+披露宴(家族でご飯を食べる)の取りまとめをしてくれるのですが、衣装と伊勢神宮への参拝に関しては提携している会社と別でやりとりしなければいけないので、杉新衣裳店という三重では有名らしい衣装会社にお願いしました。

提携している衣装店を選ばなければなりません(猿田彦神社のHPより)

なので、挙式や披露宴に関する打ち合わせを猿田彦神社の婚礼担当の方と、衣装や伊勢神宮参拝に関する打ち合わせを杉新の方と、遠方なので要所要所は対面で、それ以外はメールでやりとりさせていただきました。

時期 場所 内容 参加者
10ヶ月前 猿田彦神社 とりあえず見積もりもらう 妻のみ
8ヶ月前 杉新衣裳店 衣装合わせ 夫婦
7ヶ月前 猿田彦神社 打ち合わせ1回目:挙式と披露宴のイメージ共有 夫婦
6ヶ月前 オンライン 杉新の担当者と打ち合わせ:参拝スケジュールとか 夫婦
1ヶ月前 杉新衣裳店 へアメイクリハーサル 妻のみ
1ヶ月前 猿田彦神社 打ち合わせ2回目:披露宴の諸々決定 夫婦
前日 猿田彦神社 最終確認 夫婦

実家に帰るタイミングに合わせて打ち合わせのスケジュールを組んでいた(今年は三重に帰るたびに絶対伊勢までドライブしていた記憶)ので、10ヶ月と結構前から準備していることになっていますが、実際は2~3ヶ月前からでも大丈夫だと思います。

私はほぼ座って見ていただけの衣装合わせ

衣装をどうするか、食事をどうするか、写真をどうやって撮るか、装花をどうするか、など色々決めることはありましたが、大体妻がリードしてやってくれました。 私が主導権持って決めたのは装花ぐらい。生花と合わせて大きめのアーティフィシャルフラワーを飾ってもらうようにしました。どうせなら家に持って帰りたかったので(猫がいるので人工植物しか飾れない)。

そんなこんなが当日までの準備記録です。長くなってしまったので当日のことはまた別でまとめます。