26日の水曜日。タイムラインがThe 1975の来日で盛り上がる中、Zepp Hanedaにてネバヤンと森山の直太朗さんの対バンを見に行ってきた。
感想としては、とにかく直太朗さんが良すぎた。ネバヤン主催ツアーのたまたま東京での対バン相手が直太郎さんだっただけではっきりと期待していなかったからか、初手の直太郎さんに相当やられてしまった。
直太朗さんと言えば、いつもバナナマンのラジオで設楽さんの誕生日に電話出演してくれ、電話口でさくらを歌ってくれる印象しかなかったし、むしろいじられキャラのあのイメージがこびりついていたので、歌が最強に上手いお化けなことを忘れていたよ。
いきなり出てきて弾き語りの「愛し君へ」でもう、こんな歌上手いのかと度肝抜かれたし、バンドメンバーが順にやってくるスタイルの「糧」はノリノリでとても楽しかった。全員揃った時のグルーヴ感すごかったですね。アコースティックギターひとつのイメージしかなかったので、あんなブルーグラスメンバーを引き連れて歌うのは反則。Zeppなのにブルーノートみたいな雰囲気出しちゃって。メンバー揃ってからは、直太朗さんがめちゃくちゃはしゃぐ「すぐそこにNEW DAYS」という曲とてもよかった。
また何より場慣れしてる感がすごい。7〜8割がネバヤンファンであろう圧倒的アウェーだったのにも関わらず、ノリやすいように演奏や立ち振る舞いをアレンジしてくれていたように思えた。さすが20年間前線で走っている人は違う。少数であろう直ちゃんファンのお母様方へのサービスは忘れず、ネバヤンファンの若年層も笑わせるMC力も圧巻だったし、そりゃバラエティもいけるわ、バナナマンにもいじられるわけだ。途中から誰のライブを見にきたんだっけ?とネバヤンを忘れるところでしたよ。
あとライブを見て思ったのは、直太朗さんは人間の深みを表現するのがとても上手と感じた。たった数曲の中で、最高に楽しい人生の最高潮から死にたくなるようなどん底まで、喜怒哀楽全部見せられた気持ちになった。「生きてることは辛いなら」で普通に涙出てきたのは自分でも驚きました。歌うまお化けなのに表現力までお化けなんだ。
そんなこんなで対バン相手に心奪われてしまったけど、ネバヤンは相変わらず楽しい。最後に直太朗さんがツッこんでくれた「安倍くんはずっと何言ってるかわからないし何やってるのかわからないけど、とにかく楽しそう」が本当にその通り過ぎて頷きまくる。多幸感溢れるバンドで、楽しかったね〜〜って終わった後に言いたくなるやつ第1位。
対バン名物アンコールコラボはもちろんよかった。安倍ちゃんが歌う「どこもかしこも駐車場」は風情があって最高によかったし、直太朗さんがノリノリで踊りまくる「明るい未来」もひたすらに明るくてストレスをどこかに飛ばしてくれました。
帰りに同じ施設にある中華屋さんで軽く乾杯して帰る。Zepp Hanedaには初めて来たけど、駅直結で何やら綺麗な施設が作られており、その一角に存在している。この施設一帯は羽田イノベーションシティというらしく、オフィスだったり飲食店だったり駿河屋がある。なんでホビーショップがあるのだろうか。なんとなくZepp Nagoyaと似ている気がして昔を思い出す。 さっさと帰って就寝。