颯爽退勤日記

日々の考えごととか、ねことの日常とか

最近のエンタメ記録

ここ最近のエンタメ摂取記録です。

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス

アカデミー賞をとったとのことで観た記憶。家族愛テーマかな?という理解はしたものの、カンフーSFアクションがうるさすぎてもうはっちゃかめっちゃかだった。設定がもううるさいし展開もよくわからんけど、いい映画だったなと思わせる何かが、何かわからないけどよかった、という感想です。

後から色々情報を漁ってみると、どうやら(名言はされていないですが)主人公はADHDの症状を持っており、患者から見た日常世界ってこれぐらいワケわかんないしカオスなんだよ、と我々が患者の感覚を追体験できような映画になっているみたいだった。監督もADHDと診断されたことがあるらしい。

この映画、主人公がやってることは確定申告しなきゃ、だけなんですよね。確定申告しなきゃ〜税務署に怒られた〜タイムリープやり直しの繰り返し。その一つのやらなきゃいけないことに対して、家族のことだったり仕事のことだったりと別の物事で頭がいっぱいになってしまうのは、私は該当の障害ではない(はず、未診断)けど、なんとなくわかる気がする。確定申告の面倒臭さを知っているのもあるが。

あと関係ないが、アジア系の家族が主人公なのも嬉しかった。もちろんアメリカへの移民であることはストーリー上重要だと思うけど、別にアフリカでもヨーロッパでも成り立つはずで(カンフーを入れたいなら中国なんだけど)、その中であれだけアジアが出てきているのは単純に嬉しい。夫婦2人の演技も抜群にうまかった。

名探偵コナン 黒鉄の魚影

社会人になってからというものの、GWに高校の同級生で集まってコナンを観るのが恒例行事になっている。もう今更なので言わずもがなですが今年は本当に良かったですね、ファンの求めるものに答えて作った感がすごい。色んなカップリング需要、原作勢のストーリー需要に対する供給バランスがバッチリでした。

推理とかも普通に近年の中では面白くて、割と犯人が簡単だった(伏線に気づきやすくしてくれていた)のも逆に観ていて楽しかった。いやそんな伏線気付けるかーい、という作品もたくさんあるので。

まあでも感想としては結局「哀ちゃん可愛い」一択です。

うみべの女の子

Prime videoに出てきていたので鑑賞。ほとんど原作と一緒でびっくりした。でも生身の人間で演じられると、中学生という設定は無理あるのでは?流石に高校生じゃない?と思ってしまった。はっぴぃえんどが音で流れるのはやっぱりいい。漫画ではできないこと。

ダウ90000第5回演劇公演「また点滅に戻るだけ」

東京03もバナナマンも当たらないしで、ひっさしぶりのお笑いライブ。ダウ90000はyoutubeで映像を見てからというもののずっと気になっていた。笑いのツボが私の琴線にドンピシャだったので、これは生でみたいと思っていたところに単独のお知らせがあってラッキー。本多劇場普通に満席でしたね、若い人も多めだったし、すごい。

youtubeに上がっているのはどれも15分ほどのコントだったからそういったコント数本なのかな?と思っていたら2時間長尺コント一本でびっくりですよ、劇だよ劇。演劇公演っていうのはそういうことかー、と納得もした。

正直びっくりするぐらいウケてたし、普通に私も引くぐらい笑ってしまった。散りばめられた笑いが面白いのはもちろん、笑いを誘うボケ、設定、伏線が我々平成世代に刺さりまくるんですよね。今回のコント設定は「27歳の男女がGWに地元所沢に帰ってきて、高校生の仲良しグループ同士で再会する」という絶対どこかで体験してそうなシチュエーションも共感性羞恥に近い何かを感じる。ネタ作っている主宰の蓮見翔さんは確か年も近かったと記憶していて、平成世代が学生のころに感じていた妬み嫉み・偏見・欲望をよくわかっているなあ、と思う。まだ配信もあるみたいなのでぜひ。

所沢市の寂れたゲーセンが舞台。中高生の女の子ってみんなプリクラ撮ってたよね

Yogee New Waves A.Y.A TOUR 2023 SECOND

最近yogeeのライブが多い気がするが、元々行く予定じゃないものに行ってきた。そもそも先日行ったライブのセカンドツアーだし。というのも、このツアーを機にドラムの粕谷さんが脱退、そして一旦yogeeとしての活動を見直すということで、推せるときに推せという言葉があるように、あれ?もう観られなくなるのでは?という不安もあったので行ってきた。

もしかしたらこれで最後かも?とみんな思っていることは同じなのか、ファンのみなさんも精一杯楽しんでやるぞ!という感じでひたすらに盛り上がったり、しんみりしたりとライブハウスに感情が溢れていた気がする。

メンバーの皆さんも粕谷さんを最高の形で送り出すぞ、という気持ちが見え隠れしていたように思えて、楽しそうだけど少し寂しそうな感じがたまらなくよくて感動。SAYONARAMATAで沁みて、Good Byeで笑って終わった。また会えるといいね。

いつの日かのタワレコポスターになったサチモス、ヨギー、ネバヤン。当時20歳前後のシティボーイに憧れていた私からしたら3組はカッコ良すぎた記憶。新栄や今池で、森道で、歳を重ねて東京で、色んなところで観れたけど、気がついたらその3組も全然違う形になってしまっている。

やっぱりずっと同じ形で続けていくのは難しいですよね。私もここ7,8年で考え方はだいぶ変わったように年齢とともに価値観が少しずつ変わっていくし、これだけ世界が変わっていたら進化論的に不変で生き残れる訳がなさそう。

やっぱりその時、その環境で色々思った感情のまま、観たいと思ったときに行くことは大事だと改めて。