颯爽退勤日記

日々の考えごととか、ねことの日常とか

挨拶行脚

結婚シリーズ、挨拶回り編。

彼女と結婚するにあたって、まあ家族と家族の話なので親に挨拶いきましょうという流れになる。夏に入籍するということを考えると、その前に両家顔合わせなるものをしなきゃいけないし、ということはその前に個別に挨拶を済ませなければならないらしい。スケジュールを逆算し、この土日で両親はもちろん祖父母の家などを含め5件の家を回ってきた。

ありがたいことに私の実家は愛知で彼女は三重なので、一度の帰省でまとめていけたのはとても助かった。が、とても疲れた。特別嫌なことがあったわけではないし、むしろ問題なく終えれた気がするが、家族付き合いというのは何とも言い難い疲労感が残る。とりあえず帰ってからお疲れ様と2人で晩酌した。帰りに買ったこののり弁美味しかった。

以下その記録。

義実家編

初日は彼女の実家へご挨拶に行く。新幹線で名古屋に行き、近鉄で三重へ向かう。緊張な我々と違って、列車内は伊勢旅行へ向かう方々がほとんどで楽しそう。

駅にお義母さんお義父さんが迎えにきてくれていて、お久しぶり〜となる。1回事前に会っているのは大きい。そのまま近くに住んでいるお義父さん側の祖父母の家へ。

特に何か具体的なお話をしたわけではないが、孫が元気な姿を見せるだけで祖父母方は嬉しそうにしていた。婚約者を連れてきたのであれば尚更嬉しいということで、まあ顔見せるだけでもとりあえずこちらに来て良かったかなあ、となる。

おじいちゃんは耳があまり聞こえないようで、なかなか会話するのが大変そうだった。みんながジェスチャーで伝えるスタイル。

30分ほど滞在したあと、義実家へ。途中で天むすをお昼ごはんに、と買っていただく。名古屋発祥と言われているけど、ここが本当の発祥だからね!とマウントを取られるので「私そもそも名古屋じゃないです〜」と受け流す。天むすの発祥とかあまり考えたことがなかった。

彼女の実家は割と大きい一軒家で、マンション住まいしか経験したことのない私からしたら広いな〜という感想。玄関広いし、キッチンも広いし、床暖房あるし、これは確かにみんな家建てたがるなあと思う。絶対東京では無理ですね。愛知は場所によるだろう。

隣にお義母さん側のおじいちゃんが住んでいるので、そちらにも軽く挨拶に行く。心はそれなりに元気だが、体は万全ではないようで、お義母さんが毎日料理やお風呂など、お世話をしにいっているらしい。

こちらのおじいちゃんも孫が顔を見せるだけで、笑顔になるのがわかる。「よろしくね」と言われて、「また来ますね」と返す。本当にまたがあるのかはわからないけど、ああこうやって親戚が増えていくのか、と感じる。

夜ご飯として、ちょっといい洋食屋に連れてってもらう。個室を用意してもらっていてちゃんとしたレストランだったのでそれっぽいものを言ったほうがいいのかなと思い、「改めて結婚させていただきます、よろしくお願いします」的な言葉を義両親に伝えようとするが、店員さんがすぐ注文を取りに来たりしてしまい、なんかタイミングがよくわからないまま時間が過ぎてしまい、結局オール雑談で終わってしまった。

料理が運ばれるともう改めて、という感じではなくなってしまうんですよねえ。まあこれはこれで良いかと思い、途中から料理を楽しむことにした。

その日は実家に泊まらせてもらうことになっていたので、帰ってからもテーブルで談笑する。お風呂どうするか、的な話になり1番風呂をいただいてしまう。気を遣ってもらっているのか、普段通りなのかわからないが、こっちはこっちでめちゃくちゃ気を遣う。義実家で落ち着けるようになるのはいつか来るのだろうか。

彼女がお風呂に入っている間に、お義父さんと「改めてよろしくお願いします」的な話をする。これができたので、まあ今回の目的は達成できた気がする。旅の移動疲れと気疲れで疲労が溜まっていたのか、緊張で寝れないかもと思っていた心配は杞憂に終わり、爆睡した。

朝、普段は用意しないらしいサラダやパンなど盛り盛りの朝食を用意してもらう。東京マラソンを見ながらご飯をつつく。彼女の家は家族みんなスポーツ観戦が好きで、特に陸上・駅伝は熱視線を送っている。私以外のみんながわいわい言いながらテレビに釘付けになっており、家族っていうのは似てるなあ、などと感じた。

そんなこんなで、そろそろ出発時間になり、駅まで送ってもらう。ちゃんとした挨拶的なものはできたのかよくわからなかったが、まあこんな感じで定期的に会いに来れるのが良いのかもしれない。三重に行く頻度が少しずつ上がっていきそう。

実家編

名古屋からまた電車を1時間ほど走らせ、私の実家へ向かう。

実家に帰ると、いつもはないスリッパが用意されていたり、見たことのないオブジェが机の上に置かれていたりと、掃除したんだな〜というのが伝わる。

軽くお昼ご飯を食べ、ひたすらうちの母が喋る喋る。まあ会話に困らないので助かるが、次から次へと会話のネタが飛ぶので大変だなあと思いながら、彼女を軽くフォローする。妹と父も少しお話しできたので、まあ良かったと思う。

帰りに私の祖母宅に寄って帰る。私の祖母は囲碁・麻雀・登山・御朱印集めとめちゃくちゃ趣味があり、まだまだエネルギッシュなので、それほど心配はしていないが、それでも久しぶりに会うと、一回り小さくなっているように感じた。

早く孫が見たいと私にはずっと言っていた祖母なので、彼女にそういうことは言わないでくれよ〜と内心ヒヤヒヤしていたが、頭が良い彼女が嬉しかったのか、普通に良く接してくれた。なんだかんだ嬉しそうなので、こちらにも顔見せできて良かったなあ、と思う。

おわり

結婚するという事実があったとて、私たち二人の関係性は何も変わらないと思っている。が、家族や祖父母などにとってはとても心を動かす事実なんだなと、今回の帰省でまた感じる。

その事象に対して私はまだ共感できていないが、年を取ったり、私にも子供ができたとしたら同じことを思うのだろうか。

とにかく疲れたが、また一つ大きい山を超えた感じがあり、二人の関係性が強くなった気もする。共有の敵ではないけど、何か一つ同じ目線で向かうべきものがあるのはやはり良いのかもしれない。お疲れ様でした。