木曜日の夜。PAVEMENTの来日公演に行って来た。
中高の少しかぶれていた時に、めちゃくちゃハマったわけではないけど、レッチリとかを聞きだして少し洋楽に触れた時になんかそれとなく聴いていたバンドだ。確かその時には解散してたと思うけど。
まさかライブを見ることになるとは、その時はもちろん最近になっても全く想像してなかったのだけど、DYGLとミツメがサポートアクトやるよ!と言うニュースを見て、ええ来日するのか〜〜と知った。年末ぐらいだったと思うけど、まだチケットは全然取れたのでせっかくだしと思い購入していた。(結果完売したのかな?当日券も売っていた気がする)
初めてのTOKYO DOME HALL CITY。中は広いんだけど、横と上に広がっているのでそれほどステージからの遠さは感じない。収容人数の割には見やすい箱だなと感じた。
私が観に行った日のオープニングアクトはミツメ。全員大学生?のような雰囲気をずっと醸し出している(褒めている)脱力感とリズムギターが心地いいバンド。でもたまに曲中に歪みまくりのギターをかき鳴らしたりと、ギャップがすごい。ゆるゆる激しい感じでとても良かった。
肝心のPAVEMENT。正直ライブ映像は最近のスペインのやつをYouTubeで見たことしかないから、どんな感じだろうな〜とワクワクしていたら本当にそのまま。ライブでタンバリンを叩くおじさん(Bob)が楽しそうにはしゃぐのも、長身スレンダーイケメン(Stephen)が少し猫背でギターを弾きながら歌うのも、そのままだった。
PAVEMENTの良さは、仕上がって無さとか、真似できそうなバンドとか、音源があまり綺麗じゃなくてたいしたことないバンドっぽく見えるけど、、みたいなLo-Fi方面で語られることが多い。それなのにグルーヴがあって、なんかアンサンブルが心地いいし、いつのまにかずっと聴いてるみたいな。
でも本当にそうだった。若い頃のPAVEMENTは正直あまり知らないんだけど、今のPAVEMENTは本当に多幸感で溢れていた。ただただちょっと酔っ払ったおじさんズが楽しく音楽をやっていて、それをこっちが勝手に見に来ている感じ。まじで楽しそうにただただ演奏する。線の細いようなゆる〜い曲をやったと思えばガンガンのギターを掻き鳴らして騒いだりする。なんか年取って暇になったらギターやってみて〜〜って思わせてくれるバンド。あーいう年の取り方したいよ。
楽しかったよ… pic.twitter.com/rZyMME0xNR
— 帰宅 (@sassoutaikin) 2023年2月16日
客層は私のお父さんお母さんレベルの人から私みたいな人まで幅広かった。生まれた世代のバンドを見に行く経験は今までなかったので、確かに思えば親世代が来るのも当たり前なのだけど、その世代と一緒にノリノリになって盛り上がるのはなんか初めての経験でそれも面白かったなあ。
また来日してくれるかな。あと1回ぐらいはみたい。