颯爽退勤日記

日々の考えごととか、ねことの日常とか

4月から新社会人になる友達と飲んで思ったこととか、最近のコロナについて

 

先日、4月から新社会人になる友達とたらふく飲んだ。久しぶりに記憶にない写真がカメラロールにあった。お酒怖い。

 

浪人や留年をしていない子を除いて*1、僕の多くの友達が今年の4月から社会人になる*2。 もうそんな年齢だ。

そもそも大学院に進んでいる時点で、全社会からみれば社会に出るのがとても遅いのだが、大学院に進むと大学院に進んでいる友達ばかりと付き合うようになるので、不思議とその感覚は鈍い*3

ただ、そんな友達の大半が社会に出ていくと思うと、いくら人のことは気にしない自分でも、焦りや不安が多少出てくる。

 

正直、つい2, 3ヶ月前までは博士に進もうかという気持ちも持っていた。

 

でも残念ながら、自分には3年後の未来をみることはできなかった。

そして、修士卒業で就職することを決めた。

ありがたいことに、今年の2月に行きたい会社から内定をもらえたので、承諾した。



そんな話の時間軸と同じぐらいに、コロナウイルスが急速に社会に影響を及ぼし始めた。

初めて自分がそのことを意識し始めたのは、多分2月ぐらい。

研究室の大半が中国の学生だから、武漢の話や、中国にいる学生の話をたくさん聞いた。

症状が出る感染者は高齢者が多かったことや、その当時日本には感染者がクルーズの方々しかいなかったので、それほど自分は気にしていなかった。

 

でも徐々に感染者、死亡者も増え、自分の身近な部分にも影響が及んできた。

普通に楽しみにしていたエンタメイベントの中止や、アクセプトされて意気込んでいたカンファレンスの中止、4月からの授業延期など。

飲みの席でも、思い出話以外は、コロナがどこかに関係していた。

卒業旅行に行けなかった話やフライトが直前でキャンセルになった話を聞いたりもした。

会社では、4月から行うはずだった1, 2ヶ月の研修がなくなりそのまま配属になるらしい。 オンラインでの研修にシフトするところもあるんだって。

大きい会社だと、研修の時に同期と知り合うのが定則らしいから可哀想。

ただ研修をやらなくても実際業務が回るのであればそれはそれだな、とも思う。

就職についても、かなりの影響が出そうという話も。そもそも採用イベントが中止になったりオンライン開催になる、というのはまだしも、ごっそり採用人数が減るだろう。 技術職はまだマシな方かもしれない。



あくまで個人だけの話をすれば、

コロナウイルスの影響が出る前に就職先も決定したし、まだあと1年は学生だし、 アルバイトや奨学金などの収入源に影響も出ていない、 基本的に猫と自宅警備員だし、研究はネットさえあれば自宅でできるし、

と、直接的に影響を受けてないが故にあまり悲観していないのが正直なところだ。

 

間接的には影響を受けまくるのに。

 

飲みの席でも、友達も自分もみんなそうだった。結局自分と直接的に関与する部分しか重要視できないんだよな、と思った。 全然悪いことじゃなくて、人間ってそういうものなんじゃないかと。

インターネットで、自粛疲れだとか、意識が甘いだとか、このままだとイタリアの道を辿るぞだとか。訴えに近い声をあげている方々がいる。 自分には十分響いている。でもこの思いを人に共有できるかと言われるとそこまで飲み込めていない。

 

結局自分はこう考えているから、自分は理解しているから、その意見の押し付けに見えてしまう。

情報を知るというフェーズと、飲み込んで考えるというフェーズ、そして行動し他人を巻き込むというフェーズにはとっても分厚い壁があるんだな、と最近思った。

下層で情報共有するのも大事だと思うが、やはりトップがまとめてくれないとチームは動かない。そんなことも思った。

 

散文失礼。ただの日記。

*1:自分は1年休学していた期間があるので、この類だ

*2:理系の友達が多いので、修士まで行っている子の方が多い

*3:コンフォートゾーンに留まるのです、そりゃお金や時間に対しての考えが合わないですからね