そういえば、去年からnotionで読んだ本をまとめていました。もう年は明けちゃいましたが、2019年に読んだ本*1の中で特によかったなあと思うのをここに書いておきます。
ちなみに、notionの使い方は平野さんやノースサンドさんが「それ、Notionでできます」というマガジンにわかりやすくまとまっていておすすめ。
本のまとめ方はこちらの記事がめちゃ参考になる。自分はここまでできないけど。
目次
小説
限りなく透明に近いブルー|村上龍
良くも悪くも記憶に残ってます。読んだあと不快感と爽快感が同時にくる変な本でした。今年は村上龍の本めっちゃ読みました。コインロッカーベイビーズも69もよかったなあ。基本的に人間の本能とか欲を殴り書きしてくるので、自分じゃ思っていても絶対言えないような感情を炙り出してきます。でもこんな本ばっか読んでたら社会に適合しなくなりそう。69にある、"楽しんで生きないのは、罪なことだ。"ってめちゃ名言じゃないですか。
風の歌を聴け|村上春樹
嘘をつくのはひどく嫌なことだ。嘘と沈黙は現代の人間社会にはびこる二つの巨大な罪だと言ってもよい。実際僕たちはよく嘘をつき、しょっちゅう黙りこんでしまう。しかし、もし僕たちが年中喋り続け、それも真実しかしゃべらないとしたら、真実の価値などなくなってしまうのかもしれない。
高校生ぐらいの時に海辺のカフカを「何これ読みにく!」と思って途中で読むのやめて以降*2ずっと読んでなかったのですが、今年は何があったのか初期三部作、ダンスダンスダンス、ノルウェイの森まで読みました。
村上春樹さんの本は、なんか毎回読んでて自分の生き方とか考えてしまう気がします。読んだあとにnotionに残ってるコメント見返すとすごく気持ち悪い。
ジェノサイド|高野和明
ストーリーとか伏線回収とか設定とかがすごく面白かった。よくできてるなあ、というSFです。上下巻で長かったけど一気に読んじゃったことを覚えています。
アンドロイドは電気羊の夢を見るか?|フィリップ・K・ディック
ハーモニー|伊藤計劃
虐殺器官とともに読みました。健康は幸福だから、医療的に全ての人間を管理下にして誰も病気にならないし苦しまない世界は幸せだよね。いや本当に幸せですか?という話。この書評に関してはにゃんたこさんの動画がマジで良いから見てください(ハーモニーの話は5:35ぐらいから)。
漫画
水は海に向かって流れる|田島列島
心がキュッとなる漫画。2019年のなかで一番でした。うまく言語化できないような感情ばかり降ってきます。でも絵がすごい柔らかいから読みやすいのかな。
青のフラッグ|KAITO
ジャンププラスで不意に読んだらもうめっちゃ泣きました。多分酔っ払って読んでたんだろうけど、友達にスクショ送りまくってました。トーマくんがお兄さんにカミングアウトした時に、お兄さんが話す説教&エールがもう素晴らしすぎて…。
俺は止めるし忠告するし反対もする、でもお前を否定しないよ *3
今でも泣ける最強…単行本揃えたいと思います。
おわりに
小説で20冊ぐらいだったのでそう多くないですが、それぞれしっかり読んだ記録が残っていて振り返りやすかったです。2020年も月1-2冊のペースで読めればいいかな。