颯爽退勤日記

日々の考えごととか、ねことの日常とか

台北旅行(最終日)

台北旅行4日目、最終日。

3日目はこちら。

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一部の友人は帰国便が早いので、早起きして見送る。とはいえ最後の朝なので我々もチェックアウトを済ませ、荷物を預けて出かける。本日は買い物DAY。

お茶屋

まずは林華泰茶行というお茶屋に。綺麗にパッケージングされたお土産用ではなく、茶葉そのまま袋に入れて売ってます!的な直販売店。日本語喋れる人がいて色々説明してくれるので本当にありがたかった。

こういうパックで売っている

喫茶店

昨日油化街を通って良さげだったCOFEというカフェにモーニングを食べに行く。トーストコーヒーゆで卵と安心感あるセットだけど、ゆで卵がアヒルの卵だったのでちょっと東南アジアっぽさがあった。

落ち着くモーニングセットと、チョコレート

COFEというお茶の茶葉やコーヒー豆を合わせたチョコレートが名物のお店のようで、それもせっかくなので頼んだ。まあ上品なお茶の味がするチョコレートという感じ。

やっぱりどこの国でも、喫茶店は落ち着くなあと改めて思う。愛知県魂。

パイナップルケーキ

台湾土産といえばパイナップルケーキ、その中でもだいぶ有名なSunnyHilsというお店に行く。日本にも店舗が数店舗あるところ。ここはお店に入ったら一個試食をサービスしてくれる、優しい。

お茶ついてるのも嬉しい

お土産で大量購入しました。

バタークッキー

サニーヒルズの近くにGoogleマップで高評価だったバタークッキーのお店があったので、行ってみることに。と思ったら、お店はあるもののお店への入り口がわからないのでうろうろしていたら、テーラーショップに入ってその裏口から入るスタイルだった。いやいやキングスマンかよ!!

テーラーショップが入り口になっていて、お姉さんがこっちだよと教えてくれた。

このお店も入るやいなや、試食が。もちろんお茶と一緒。これが普通なのかしら?優しいなあ。

お腹いっぱいだったので半分ぐらいがちょうどいい

結構美味しかったのでお土産用に2箱ほど買ってくことにした。内装もイケてたけど、パッケージが個人的にめっちゃイケてると思う。

帰って妻に見せたらボードゲーム!?と言われた。わかる。

ウルフティー

他にも以前森道で見かけたWolf Teaが近くにあったので寄ってみた。松山区のこのあたりはガヤガヤしてないものの洒落た店が多い。絶対住み良い。

この茶器かわいくて買おうか最後まで迷った

三越、誠品生活

買い物を終えて、また2人が別便で帰る時間ので見送る。最後に残った2人で松山駅の三越に行ってみる。鼎泰豊が入っているということで、どうせならと行くことに。

三越の地下に入っている鼎泰豊に行こうとしたら待ち時間が。やっぱり人気ね

鼎泰豊の待ち時間に、隣の誠品生活ビルに行くことにしたのだけど、ここが蔦屋書店みがあってとてもよかった。

フロアの分け方いいよね

三越は年老いた人しかいなかったけど、こちらのビルは若者がいっぱい。流行ってるそれの雰囲氣がある。内装の感じも凝ってて、高級ではないGINZA SIXという感じ。お洒落でした。

見たことあるお店がたくさんでした

良い時間になったので鼎泰豊に戻り、ご飯を食べる。日本でも食べたことあるけど、やっぱりここは美味しい。台湾で安い人気の小籠包屋も行ったけど、結局鼎泰豊だわ!となる気持ちもわからなくない。比べちゃうと少しお高めだけど、まあそれでも安いとは思う。

デカイビール、小籠包とジャージャー麺をいただいた

ご飯を食べたらいい感じの時間になり、我々のフライト時間も近づいてきたのでなったので松山空港に向かってゆっくりする。

最後お金が余っていたので、スタバで使う。

台湾限定らしい甘いティー

友達はBLACKPINKのタンブラーがもらえるやつ

ということで、これにて4日間の台北旅行、終了!初めての台湾だったけど、初めてとは思えないほど安心して過ごせました。ヨーロッパやアメリカとは親近感が違う。台南や高雄にも今度は行きたいね!

楽しかった〜〜またくるよ

台北旅行(3日目)

台北旅行3日目。

2日目はこちら。

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久しぶりな友人との相部屋も余裕でぐっすり寝れ、7時30分ごろ起床。

台北、朝は晴れているんだよなあ

早く起きた友人がホテルの朝ごはんを視察しているみたいなので私も見に行く。日本人に合わせた中国系の朝ごはんビュッフェだった。全く不味くはなくとてもよかったけど、やっぱりせっかくなので外で食べたいなあとなり、ホテルでは少しだけに。ジュースが100%果汁じゃないのが残念。

修行僧かよ

有名な朝ごはんのお店、阜杭豆漿

みんな起きてきたので、朝ごはん食いに行くかー!と、鹹豆漿が有名な阜杭豆漿というお店へ。めっちゃくちゃ並ぶと台湾人の友達から聞いていたので覚悟はしていたが、2階のフードコートにあるお店に行き着くまでに1回の建物をぐるっと回る形で行列が出来ていた。7割ぐらいが台湾人、3割ぐらいが外国人だったように思う。

今回の旅行イチの行列

40分ほど並んでようやく2階に上がれて、注文にありつくことができた。フロア全体にあるフードコートは他のお店もたくさんあるのに、ほとんどがこのお店の客で溢れかえっていてすごい。

席取り合戦が始まっていたフードコート

お腹の空き具合がみんなバラバラなので、6人分として鹹豆漿を3つ、あったかい豆乳を2つ、揚げパンを3つ、キャラメルパイを1つ頼む。

揚げパン、正直多かった

鹹豆漿はあったかい豆乳で作ったおかゆみたいなイメージ。結構海鮮系の出汁が効いていたように思う。私は小エビの風味があまり好きではないので微妙だったが、みんなは美味しい美味しいと言っていたので流石人気店なのだろう。個人的にはあったかい豆乳が程よい甘さでとても美味しかった。

龍山寺でお参り

朝ごはんを食べたあとは、台湾最古のお寺として有名らしい龍山寺へ行く。友人の中の一人がパワーをもらいに行きたいとのことで決定した。

装飾がすごく立派な感じ

私たちのような観光客ももちろんいたが地元の人も思った以上に多く、日頃からお参りしにきているんだなという感じが見てとれた。

あらゆる神や菩薩の前でも人が多く賑やか

お寺とはついているものの、観音菩薩だけではなく様々な神様がいて恋愛、安産、健康、などなど色んなジャンルで祈りができる場所だったのが驚き。これだけ神が集まっていたらそりゃパワースポットにもなるか。

このようないろんな神の紹介がたくさんある

またおみくじのやり方が面白く、この2つの石を投げて表裏が出るのを繰り返さないとおみくじを受け取れないとのこと(参考)。私も何回もチャレンジして一応クリア、おみくじ受け取りました。

頑張って石を投げる友達とGETしたおみくじ

油化街へ

お寺は人口密度が高く汗が噴出状態で流石に疲れたので、どこかで一休みすることに。油化街の方で買い物をしたいという案があったので、その方面に向かいつつ、ひとまず杏仁豆腐が有名な夏樹甜品に入る。

くどい甘さがない杏仁豆腐で、いくらでも食べれるね

かき氷を食べてだいぶ体力を取り戻し、油化街ショッピング開始。卸売り系が多いのか、100g何円みたいな売り方で、様々な調味料や乾燥食材を売っているお店が多い。古めのお店が並ぶ中、たまに洒落た最近のお店が所々入っているのも楽しかった。

この杜甲というスパイス店、洗練されたデザインと、店員さんが日本語で説明してくれてとても良かった

流石にお腹が空いてきたので、買い物もほどほどにふらっと見つけた擔仔麵のお店に入る。 アラカルト的な牡蠣のフライや牛肉煮込みも美味しかったし、台南料理らしい擔仔麵は意外とあっさり味ですんなりお腹に入った。台湾ビールはさっぱりでひたすら美味い。

どれ食べても基本美味しかった

お茶買ったりドライマンゴー買ったりXO醬買ったり八角買ったり、みんな思い思いに購入しまくった結果荷物がどえらいことになってしまったので、一旦ホテルに戻る。

疲れたので休憩

ホテルに戻り、流石に歩き疲れて休憩ムード。ツイン部屋が隣同士で貫通させることができたので実質2部屋の1部屋に集まり、駄弁りながら過ごす。

疲れてくたばる私

誰かがポロッと言った「台湾は足ツボマッサージがいいらしい」という一言に、一気にじゃあマッサージ行くかという総意になる。このあととても夜市に繰り出せるテンションじゃなく、みんな疲れが溜まっていたのだろう。

そうと決まれば、近くにあった口コミ良さそうな適当なマッサージ屋さんを予約して向かう。30分の足マッサージをお願いした結果、それほど期待していなかったからか思ったよりも施術がよく、足が軽くなってだいぶ体力が回復した気がします。

友達と並んで受けれるのも安心感あって良かった

帰り道に青果店を見つけたので、除くとカットマンゴーがたっぷり入ったパックが1つ40元で売られていて(200円ぐらい)3パック買い占めた。やっぱ原産地で食べるに限るね。

他にもいろいろあったが、カットしてあるやつは種類少なめでした

士林夜市

だいぶ休憩して元気いっぱいになったので、台北の夜市の中でも最大級らしい士林夜市に向かう。

めちゃくちゃ活気があった

人の多さは異常。いわゆる日本の夏祭りと似ていて、屋台がずらっと並んでいる通りと、的屋が並んでいる通りがある。射的や輪投げといった日本と似ているものもあれば、麻雀やパチンコなど日本には絶対ないようなものがあるのも面白い。結構家族で来ている子供がチャレンジしていて、こうやってゲームの仕方を学んだりするのかな〜と想像したりする。

家族でちっちゃいパチンコしてたり、お店の人と二麻してたりして初めての光景

この市場は地下に食べ物のお店が集まっているエリアがあり、そういえば台湾で初めて客引きされた。半ば強引におばちゃんにお店に座らされそうになったが、食べ物の屋台も見てみたかったので申し訳ないがスルーする。普通にどの店も美味しそうだったよ!

地下のお店と風景

食べ物屋台ゾーンに行くと、もうこれまた人が多い。そしてどれも美味しそうでどこで購入するか迷う。とりあえずエリンギのステーキ、胡椒餅、さつまいももち(QQ球)を手に入れ、コンビニでビールを買って一杯やる。QQ球は台湾人の友達もおすすめしていただけあって、いくらでも食べれるやつだった。

左からエリンギ、胡椒餅、QQ球

ビール、ビール、ビール

他にも鶏排(ジーパイ)という胸肉の唐揚げとエビ餃子みたいなやつも食べて、なんか本当に花火大会の夏祭りの屋台を買って食べ歩きしてる感じ。ただやっぱり暑いので長くは居れないかな。一通り楽しんだ後はUberでさっと帰りました。

(左)濃いめのスパイスがついていて美味しい鶏排(右)半分出ているたこ焼きみたいな感じ

ホテルで晩酌、〆のラーメン

夜市から帰った後は、ホテルでさっき買ったフレッシュマンゴーをつまみに、台湾ビールのマンゴーとパイナップルフレーバーverを飲む。パイナップルビール、美味かったなあ。スペインでもレモンビールを飲んで思ったけど、海外のフルーツビールは美味しい。

どちらも甘くて美味しいやつ

一通り盛り上がった後に小腹が空いていたので、ホテル近くにあって気になっていたラーメン屋、麺屋一燈に行く。

日本っぽいなと思っていたらどうやら新小岩駅にある食べログ百名店のお店らしい。日本のラーメンが台湾でどういう感じなのかも気になるので、〆として入ることにした。

23時か24時ぐらいに入った気がするが、結構現地の人が入っていて人気なんだな〜と感じる。値段は日本と一緒で1杯1000円以上するし屋台とは比べ物にならない高級なのに。

鰹節系の魚介だしが効いたつけ麺を頼んだ。普通に美味しい。日本だ〜〜って感じ。日本の本店とどう違うかは正直わからないが、ちゃんと海外店でも味を受け継いでやっているのかと思うと素直にすごい。

お腹いっぱいになり、今日も1時ごろ就寝。

台北旅行(2日目)

台北旅行2日目。

1日目はこちら。

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地元の屋台で朝ごはん

ぐっすり寝て起床。ホステルで無料の朝ごはんが食べられたのだが、せっかくなので屋台朝ごはんを経験したく、歩いて近くの有名な米粉湯のお店へ向かう。

人が集まっているところがお店。大稻埕米粉湯という名前

ローカル感がすごく現地の人しかいなかったので1人で行くのは少し不安もあるが、まあ何とかなるかと突撃。

案の定英語も何も伝わらないので、指差しで注文をする。多分だが豚のハツを1つと、米粉湯を1つ注文できた。

肉と合わせて食べるとうまい

少し太いビーフンのような麺が細かく千切られて入っており、麺を啜るというよりはすくって食べるような感じ。味は割とあっさりで、ハツと一緒に食べたり卓上のコショーで味を整えてると美味しい。

店員さんと常連さんがずっと喋っていて、何もわからない言葉をBGMに食べる雰囲気は久しぶりでした。

私が出るころにはちょうど人が並んでいたのでいっぱいだったので人気店のよう

突然の天使登場👼

朝ごはんを食べた後は、昨日も遊んでもらった台湾人の友達宅にUberで向かう。知り合いの子供を週末限定でベビーシッターしてるとのことで、私も少しお手伝いという名目で遊びに行くことに。

着いたらかわいい子が迎えにきてくれたよ〜〜

お母さんとお父さんは台湾人とアメリカ人で、英語にも中国語にも反応するから面白い。

近くの公園で遊んだり、スクーターで辺りを駆け回ったりと元気元気。たくさん遊んだ後は家でご飯を食べる。おやつとベーグル。

まだおやつが入っているか必死にのぞいている

私も友達作のハラペーニョ入りベーグルとドライマンゴー入りベーグルをもらって食べる。ハラペーニョとクリームチーズが入ったベーグル、ピリ辛でアイスコーヒーと合ってめっちゃくちゃ美味かったな〜

ベーグル作りにハマっているらしいのだけど売れるレベル

いや〜〜可愛かったな〜〜台湾でまさか子供と遊ぶと思ってなかったけど、外国という非日常で日常を味わえてとても良かった。

台湾でもタコス!

かわいいかわいい天使を両親の元に送り届けた後は、遅めのランチに向かう。

最近私がタコスにハマっていることを知っているので、近くのおすすめタコス屋さんに連れてってくれた。

MASAというお店

この辺りは大学が多いことで留学生も多く、外国人がよく来ているお店らしい。

友達はカルニタスとカルネアサダ、私はカルニタスとマッシュルームのタコスを頼む。

昼からビールをいただいちゃいます

トルティーヤチップスはもちろんらワカモレ、サルサ、ホットソース、パクチー、ライムなどのトッピングが取り放題になっており自分好みにアレンジできるのがとても良きでした。美味しかった〜!

そのあとはまた街ブラして、ダサいけど味は間違いないティースタンドシリーズの第二弾、天仁茗茶でウーロンミルクティーをテイクアウトして、友達達と合流予定のホテルに送ってもらいます。

甘さが選べるけど、絶対100%は選んじゃダメだよ!と言われた

友達と合流、ルーローハン

約1日半お世話になった台湾の友達と別れを告げ、高校からの友人たちとホテルで合流。

友達との宿泊でお世話になったのは、エンペラーホテルという中山駅から徒歩5分ほどにある古いホテル。スタッフや諸々の説明書きなどが基本的に日本語対応しており、泊まってる人ほぼ日本人なのでは?というぐらいすれ違う人は日本人で、安心感はほぼ日本と同じようなものでした。

中国系はおなじみ、飯店

チェックインして荷物を置いたら、早速昼ごはんへ。私は食べたけどどうやら友達たちは機内食を食べていない人もいてお腹がペコペコらしい。機内食食べるか迷うよね〜。

なお移動ですが、私たちは基本的にUberに頼りきりでした。6人組での旅行(社会人にしては多いよね、よくスケジュール合った)で、7人乗りの車に乗れるUberXLがギリギリ使えて6人で割れるので値段も抑えて使うことができ、とってもお得。大体どこ行くにも100~300台湾ドルぐらいで、1人換算2-300円ぐらいで安い。また台北市内に関しては基本呼んだら車がすぐ捕まるので、本当に使い勝手が良かったです。

そんなUberで向かったのが、中正紀念堂駅近くの金峰魯肉飯というお店。POPEYEにも載っていた有名店だが、16時前という夕方に向かったからか特に待たずに入れました。

アプリで注文できたので言葉に困ることなく、魯肉飯と青菜炒めを注文。体感30秒ぐらいで料理が来た。値段も200円〜とかで食べれるし、スピードも安さも日本の牛丼だなと思うなど。

日本で食べるルーローハンと違って、肉がドロドロしている。汁がご飯に染みている感じがとても美味しい。脂っこいのでピクルスがある理由がよりわかる。さっきタコス食べたばかりだけど、余裕で食べれちゃいました。

スケールでかい!中正紀念堂

せっかく近くまで来たので、ということで、蔣介石を記念して建てられた中正紀念堂へ。

みんな写真撮ってます

門がめっちゃでっかい!広場も異常にデカく、スケールが違いましたねえ。蔣介石の偉大さだろうか。「自由廣場」という言葉が少し沁みる。

紀年堂の中には、でっかい蒋介石の銅像が

そしてちょうど17時だったので、1時間に1回の徴兵交代式を見ることができました。急に人がゾロゾロ集まってきたのでみんなこれがお目当てだったのだろう。

それまで微動だにしなかった兵士さんが一歩一歩突然動き出して、帰って行った。暑いのに大変だなあ、姿勢が綺麗でさすがでした。

初乾杯の小籠包!

徴兵交代式で急に人が密集して湿度がこもり汗ダラダラになってしまったので、とりあえずお店入ろう!と近くで有名な小籠包屋さんへ向かう。こちらもPOPEYEに載っていたところ。

杭州小篭湯包というお店

やはり人気店なのか数グループの人が並んでいたが、20分ほどで入れた。爆風のエアコンが稼働していて寒暖差にびっくりするが、でっかいテーブルに座れて満足。

とりあえず缶の台湾クラシックビールで乾杯!

さっきルーローハン食べたばかりなので流石に注文は控えめにしたが、一口サイズなのでどんどんいけちゃう。

小籠包が100元とかなので安いのも人気の理由かな。個人的には小皿の惣菜がどれも好きでした。

思い立ったが九份

この高校友達メンバーでの海外旅行はこれで3回目だが、毎回がっつりスケジュールを組んでるわけではない。なんとなくこの辺行きたいな〜だけ決めといて、入るお店などは当日決めるスタイルで長年やっている。

今回の台湾旅行も、スケジューリングはいつもの如く全くしていなかったので小籠包屋でこの後どうする?という会話に。みんな初めての台湾なので、かの有名な九份は一応行っておきたいというのがみんなの総意。

ただ九分に行くのはバスで片道1時間弱かかり、残された時間は2泊3日なので、とりあえず今日のうちに片付けとくか!と小籠包を食べ終わる18時過ぎに突如九份に行くことを決断した。

行くときまるや否や、誰かはどこでバスを乗ればいいかを調べ、誰かがバスの最終便を調べて何時まで過ごせるか調べ、誰かがライトアップが何時までやっているかを調べて、みんな優秀(最初に調べとけという話ではある)。 私はバス乗り場までUber呼ぶだけでした。

バスが乗れる西門駅はすごい都会

965のバスで行きました

そんなこんなで、行くか!と決まって30分後にはバスに乗っており、1時間後には九份に着いた。

着くやいなやツアーっぽい観光客の日本人がたくさんいたり、日本人だけじゃない欧米人含む外国人がたくさんいて、今まで訪れた台湾の中で1番観光地だな〜〜と感じる。

こんな感じで登っていく

いわゆる神奈川の江ノ島・広島の尾道だったりに近くて、狭い階段をひたすら上に登っていく形で順路が組まれており、その両脇にジブリのパチもんを売るお店があるなど観光地っぽい。

登っている途中でやたら人がいるな、という場所があったので私たちもそこに行き、写真を撮ろうとしたら、あ〜ここが有名な写真の場所か〜となった。あの有名な千と千尋のやつ。

見たことあるやつ

なるほどここから見た景色があれだったのね!と写真を撮りまくって満足する。頂上まで登ったが他にはこれといって特に何もすることはなく、折り返してそのままとんぼ帰りする。

一応頂上付近で有名だというデザートを食べたが、まあ九分は予想通り、雰囲気だけ味わえれば十分な感じでした。

モチモチな芋もちが上に乗ったあずきかき氷

帰りもバスで帰るつもりでしたが、人がいっぱいで座りそうになれなかったので、見送ってタクシーを使う。台北まで1人200ドルで乗れたので、まあ良い方かな。

移動時間1時間40分、滞在時間40分の突発九份でした。

〆の牛肉麺

台北に帰ったあと、まだお腹空いてるね?ということで牛肉麺のお店に。

見た目以上に意外にあっさりな味で、出汁の味が優しい。塩味や辛味は卓上調味料で調節するタイプです。上に乗っている肉がやっぱり美味しい。麺はうどんみたいな感じ。

辛いやつと、コクがある味噌?的なやつ

最後にコンビニでアイスを買って口をさっぱりさせる。日本のアイスが多いけど、たまに現地のやつがあるので掘り出し物感覚でコンビニ行くのも楽しい。

中に果肉が入ってたグァバアイス

流石にお腹いっぱいになったので、帰って1時ごろに就寝。

台北旅行(1日目)

台北へ3泊4日の旅行へ行ったので、その記録の1日目です。 久しぶりの長い旅行記になりそう。覚悟して書くぞ!

今回は台湾人の友達に久しぶりに会いに行く個人旅と、高校仲良しメンバーたちのと友人旅をくっつけている。なのでまずは1人で前乗りすることに。

そもそも海外旅行は本当に久しぶり。コロナのニュースが飛び込んできた2020年春にギリギリのタイミングでアメリカに行けたきりで、私にとっては約3年半ぶりだろうか。

羽田空港。朝イチでも想像以上に人がいて、少しずつ戻ってきていることを実感

台風の影響で前日夜のフライトが飛ばず、翌日朝に変更になってしまい1日到着が遅れてしまったのだけれど、無事初めての台湾に入国。台北は空港が2つあり、今回は大きい桃園空港ではなく、より市街に近い松山空港への到着です。

初台湾は台風の影響か曇り空

待ちに待った再会!

空港の到着口を出ると友達が待っていてくれて、「うわ〜〜久しぶり〜〜」と滅多にしないハグをする。何年ぶりだろうか。2017年以来なので、多分6年ぶりの再会。お互いそれほど見た目は変わらないな〜と笑いつつ以前は大学生だったので、身の丈話をすると流石に環境が色々変わっていて話が止まらない。

以前は運転できないと言っていたはずなのに、新車のVOLVOで迎えに来てくれてた。快適だよ〜

とりあえずホテルに荷物を預けようと走り出したが、どうやら松山空港の本当に近くに家があるということで、まずは友達宅にお邪魔することに。

いい感じのカフェでコーヒーをテイクアウトして向かう

元々生まれ育った頃から松山区に住んでいて、空港のすぐ近くに住んでいたけどあまりにも飛行機の音がうるさいから少しだけ離れたところに引っ越したそう。そしてお姉ちゃんが建築設計できるので、古いマンションの4,5階を買って中をリノベーションしたとのこと。

建物自体は古いけど、中はしっかり綺麗にリノベされて白中心にデザインされており、自慢したくなるようなお部屋でした。

めっちゃ良いでしょ??と私が自慢しちゃう

ベランダが3つあるのに加えて屋上も使えるらしく、家庭菜園と植物がたくさん育てられていて雰囲気がとても良い。遠くに見える101ビルが都心台北を思わせつつも周りは公園で囲まれていて緑も多く、近くには小洒落たお店もあって非常に住み良さそう。 ブランコも置いてあり、乗りながら飛行機がそれなりの頻度で飛んで景色に入るのもとても良い。

緑と新旧ビルが垣間見えるのが良き。いいな〜

宝蔵巌台北国際芸術村でランチ

家訪問を終えてホステルに荷物を預けた後は、友達おすすめのお店へランチに。

今回の旅においては私から何も要望を出していない(強いて言うなら、友達合流後にザ・台湾グルメはたくさん食べるだろうから台湾っぽくないお店とかに行きたいなぐらい)ので、完全に友達のアテンドに身を任せている。彼女とは音楽やお店の好みが本当に似ていてセンスを完全に信頼し切っているので何も問題なく、むしろ好きな場所に連れてってもらえるのが嬉しい。

車中でプレゼントをもらう。こういうのが我々好きだよね

車を15分ほど走らせて向かったのは、宝蔵巌台北国際芸術村という場所。不法建築集落だったらしい場所を文化財として若手アーティストのアトリエにしているらしい。現地民も住んでいるというのがまた良い。東京でも名古屋でも確かそんなコンセプトのアパートあるよね。

駐車場から少し上って歩くと、立派なお寺が

時間がなくて芸術村自体はそれほど散策はせず(またリベンジしたい)、その村の中にある秋紅肚房というカフェレストランへ。友達が好きすぎて何度も通っているからか店員さんと顔なじみで、言語がわからないなりに初めて入る異国の店にしてはとても安心感があった。

お店の外観佇まい、可愛い

友達おすすめで看板メニューの牛すじまぜそばのようなものと、夏限定の冷やし中華的なものを頼んだ。日本のそれとは全く違うが、まぜそばは味付けが少しピリ辛で美味しかったし、冷やし中華は野菜が(なんなら果物も)もりもりに盛られており、わさび風味のドレッシングが食欲をそそって非常に美味。

どちらも上に乗っている牛すじ煮込みが本当に柔らかくて美味しかった、台南料理とのこと

またこのお店は内装だったりもとても好みで、友達が好きな理由がみてわかる。猫の展示が多く飾られていたり蚤の市的な雑貨が売っていたりして非常にセンスが良かった。日々何かの展示もやっており、確かに通いたくなる店だなと。

このかんじいいよね、おちつく

いきなり台北を離れて基隆市へ

次はどこへ行くの〜と聞くと、「海を見に行く!」ということで、台北の少し右上にある港町、基隆(キーロン)市へ車を飛ばして向かう。

この辺

台北からは高速っぽい道路で40分程度で着いた。意外と近いなと思いつつも、台湾は九州ぐらいの島国だから確かにそれぐらい走ればどこかの端っこの海には着くかと納得。

お店を17時に予約してくれていたのだけど、寄り道しすぎなのとお昼ご飯も食べたばっかなこともあり、すぐご飯が入るはずもなかったので時間を2時間ほどずらしてもらい、辺りを散策することに。

インスタ映えのために写真を撮ってあげるのは日本と変わらないね

基本的には古い建物が多くよくある古びた港町だけど、ところどころ小洒落た店がリノベーションして入っている。誰が考えたのかは知らないが、壁をカラフルに塗って向こう岸から見たときに映えるフォトスポットを作っていて、デートで来ているっぽい若者カップルが写真をたくさん撮っているのを見ることができた。

我々はお腹が空いていないといいつつも甘いものなら入ると言って、茶とブラウニーを買ってまた食べる。食べてばっか。

この小島走走というブラウニー専門店美味しかった、塩ピーナッツおすすめ

大時化の海と爆風

港町だけじゃなく、少し車を走らせて潮境公園という海が見える公園にも連れて行ってもらう。

台風5号が今朝台湾の西を通過したぐらいだったこともあり、明らかに絶対に行くべきではないタイミングだったのでそりゃそうなのだが、もう本当に風が強すぎて笑った。海は大時化で、波打つ旅に水飛沫が飛んでくるような、とても海を眺める日和ではなかったが、これはこれで最高に楽しかった。

水浸しだし、アート作品のでっかい箒はぶんぶん揺れてた

風が強すぎて声が聞こえなかったり、帽子が飛ばされそうになったり、波飛沫がたっぷりかかったりと散々。友達にも「台北に来たのに、全然どこかわからないところに来て、暗い海を見て、何しにきてるの〜〜」と言われて、「いやあなたが連れてきたんでしょ!!」と言いながら、ゲラゲラ笑っていた。

ひとしきり散歩した後は、車でゆったりする。友達の車は上にも窓がついているので、寝転がって空を見ながら暴風音を聞き、台風が来ているよというJerry Li の歌を聞いて笑う。これが幸せじゃなかったらなんというんだという時間でした。

Jerry Li、台湾のインディーシーンを引っ張っているらしく、カリスマ性あってよかった

港町ビストロでディナー

海でゆっくりしていたらお店の予約時間になってしまい、急いで向かう。港町のおしゃれビストロを予約してくれていて、とてもいい感じな雰囲気のお店。

コンクリ主体に、灯りが心地よい雰囲気

キーロンまでにはさすがに観光客はあまり来ないのかメニューには英語表記すら存在しないため、ひたすら翻訳してもらいながら料理を頼む。またクラフトビールがたくさん置いてあり、またしても何もわからないのでスタッフに友達の通訳を介してひたすらお酒の特徴を紹介してもらってよさそうなビールを注文。

ハイボールと書かれたビールは唐辛子入りでピリ辛なビールでした。右はカニのメンチカツ的なもの。好吃

他にもパスタやカルパッチョを頼み、また説明を聞いてcosmic creaturesという多分アメリカのクラフトビールを2本目に飲む。熱心にビールの説明を聞こうとする日本人と、それを頑張って通訳する友達の姿が微笑ましかったのか、お店のスタッフさんが是非!と売ってないのに台湾の地酒をサービスしてくれた。友達の家で作った、内々で飲むものらしい。ヤクルトのような味がして、ほんのり甘いお酒。それほど甘くはないけど、日本でいう甘酒のようなものだろうか。

見た目は乳酸菌飲料のような感じ、美味しかった。またティラミスもサービスで出てきたよ

なんでこんなにサービスしてくれるの〜と友達が聞くと、スタッフさんの一人がどうやらつい先日京都と広島に行ってきたらしい。それも含めて遠いところから来てくれたからサービスだよ〜と。

「私のおかげでサービスもらえた」と嬉しそうに話しながら、友達がポロっとこぼした「台湾人は大体日本人好きだよ〜」という一言にやっぱり嬉しくなる。私は何もしていないのに、日本を代表した気持ちになれるのが海外ならではだよなあと改めて。

Sanpinというお店。いいところでした〜〜〜

ラストは夜市でかき氷

割とお腹いっぱいになったけど、まだまだ終わらないよ!と近くの基隆夜市へ。車を地下駐車場に停めて繰り出すと、黄色い提灯がずらっと並んだ印象的な通りにたどり着く。

誰が見てもお祭りだってわかる。金曜夜だからか人いっぱい

夜市は活気がすごい。この夜市は別に外国人観光客は多くないように思えたけど、逆に台湾人の家族がたくさん来ているのが印象的で、子供に行きたい!とせがまれて親が連れてきている地元の祭りのようだった。

人の多さと、こもる蒸し暑さに圧倒されながらも、友達おすすめの泡泡氷を食べる。現地民おすすめのピーナッツあずきと、卵ミルク氷を食べた。ピーナッツの方はだいぶ味が濃く、個人的には卵の方がさっぱりしていて好みでした。満腹後に食べたからかもしれないけど。

これはピーナッツ小豆。泡泡氷は氷を削って味をかけるのではなく、味付けのために混ぜて提供しているのが特徴

他にも夜市でおすすめの食べものを教えてもらいながら、とはいえお腹には入らないのでメモだけする。最後に50嵐という超有名らしいどこにでもあるお茶チェーンでおすすめの四季春烏龍茶をテイクアウトしてホテルに送ってもらう。ロゴはダサいけど、味は間違いないらしい。

50嵐で五十嵐(いがらし)と覚えたらいいよ!とのこと

StarHostelという共有ラウンジも有名なホステルに泊まったのに、この日は疲れもあってシャワーを浴びたら意識を失うように寝てました。

2日目へ続く。

入籍しました

先週末の7月23日、入籍しました。

日曜日なのでその日では受理されず、ただ本当に書類を出しただけなのでどこかあっけない。

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正直個人的な気持ちとしてはプロポーズした時点で結婚したような気分だったので、特別何も変化がないというのが本音。

でもこれは私が姓を変えない側になったからかもしれない。もし変えることになったらもうちょっと思うところがあったかも。

結果的に色々話し合って私の姓に合わせることにしたけど、まあほんとにこれに関しては別姓で出来ればいいのに一択。

今絶賛、氏変更にあたっての諸々手続きを進めているけど、色々思うところがありますよね。

でも思ったより旧姓併記の仕組みが各方面で進み始めていて、以外とそこは良かったです。旧姓という存在を認めている時点で新旧概念があってハァ…という気持ちも同時にありますが。

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当日は婚姻届を出した後、友人カップルと西小山のワインビストロwestの2周年記念パーティーへ。

友人が通っているお店ということで連れてってくれたのだけど、常連さんばかりで楽しそうでした。昼からワイン3杯も飲んでしまった。

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西小山あたりで不自由なく暮らせたら幸福感高いだろうなあ。小さな町で個人店が多いが、小洒落たお店もたくさんで都心に近く東京のいいところが詰まっている気がする。

余談だけど、西小山駅徒歩1分のマンションが建設されていたから調べたら坪600万で富豪しか住めなかった。さすが品川区目黒区。

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夜ご飯はちゃんとしたディナー食べようかということで、コレド室町に入っているラボンヌターブルへ。ノンアルペアリングがあるのがとても好印象で行ってみたかったところ。

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結果的にとても良い体験でした〜。野菜中心に、この野菜とこれ合わせるんだ!みたいなのをたくさん出してくれるので、一皿一皿がとても楽しかったです。いわゆるガストロノミー感?よく知らないですが。

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脂を食べたいわけじゃなかったので、魚が鮎、肉が羊だったのもヘルシーで良かった。

ペアリングもやっぱり良くて、いちいち頼まずに料理に合わせたセレクトしてくれるのとても体験として良い。

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ノンアルペアリングは謎めいたジュースも中にはありましたが、基本的に何かをベースに幾つかのフレーバーを入れたモクテル的なもの。ちゃんと料理の風味に合わせているっぽくてこれもまたよかった。お酒飲まない妻も楽しんでました。

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なんかペアリングって結局3万ぐらいするイメージなので、アルコールペアリング付きでも2万かからないの割とコスパがいい気がしているがどうなんでしょう。

久しぶりにたっかいご飯食べましたが、美味しかったし体験良かったし満足です。ごちそうさまでした!

 

友人からもらったお皿かわいいね。

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食について

最近仕事関係でストレスが溜まることがあり、退勤後一人分の夜ご飯を作るのもめんどくさかったので、家の近くの居酒屋に駆け込んでみたことがあった。

たまに散歩で通っていて店自体は知っていたものの初見では入りづらいなぁと思っていたところ。イライラしてたのでそんなのは気にせずふらっと入ってしまったのだけれど、非常に素晴らしい店だった。

常連さんばかりだったけど一見の私にも優しくしてくれ、お通しは毎日日替わりで、今日のおすすめ料理が複数ホワイトボードで管理されていて毎日書いているんだろうことがわかる、いわゆるとても好きな居酒屋だった。

刺身をはじめ、焼きも揚げも魚料理が本当に美味しいし、一品料理が何を頼んでもこれだよこれ!という絶妙なラインをついてくる。シメのチャーハンやおにぎりも完璧。帰る際にはあら汁のサービスもあって申し分なかった。

マダイの刺身と揚げ豆腐の青のりあんかけ

メヒカリの唐揚げと酢もつ

マーボー揚げなすと焼きうどん

こじんまりとした雰囲気と店長の優しさ、料理のセンス、どれをとってもこの居酒屋が心地良くて、また今日も行ってきたのだけど、ふと、私は日々の生活において食が大事なんだなと改めて思った。

  • 別に毎日毎日、見栄えするご飯を食べたいわけでもなければ、栄養が整ったご飯を食べたいわけでもないし、お金に気を遣って自炊をしなければいけないと思っているわけでもない。

  • とはいえ毎日外食・惣菜はさすがにコスパが悪いからやれる範囲で自炊はしたいし、自炊するなら自分が食べたいと思う美味しいご飯を作りたい。

  • でもたまには外食だってしたいし、どうせ外食するなら美味しいご飯が食べたいし、美味しいお酒も飲みたい。

  • そして日々の食が私の体を作っていることも理解できるから、そんなに体に悪いものを口にしたくない。だけど最初に言った通り、体にいいものしか食べない!みたいな制限をかけながら毎日を過ごすのもストレスがかかるので無理。

ざっと要求を書き出してみたけど、私は日々の食事に対して色々思っている。色々思っているからこそ、食は私の生活を豊かにする上で結構ウェイトが大きいものなのだろうと改めて感じる。

旅行に行ったら、1番大事にしたいのはもちろん食だ。過去に付き合った彼女と韓国に行った際に、カンジャンケジャンが有名なお店に行くために電車に乗ってこの街に行くといったら、なんでわざわざお店のために電車に乗らなきゃいけないのと言われて喧嘩になったことがある。だいぶ若い時なので擦り合わせも出来てなかったんだろうが、理解不能だった。

高校の友達グループと行ったイタリア旅行・スペイン旅行はみんな食に全振りな人たちだったので、何もストレスを感じなかった。レビューが良さそうなお店やホテルの人におすすめしてもらったお店に入り、大皿をみんなでシェアして、ワインを頼んで、美味しいね〜といって値段を気にせず頼んでたくさん食べることが楽しかった。

話は変わって、先日大学院時代の教授に結婚するんです〜という報告をした際に、食の好みが合っていればまあ大体大丈夫だよという言葉をもらった。

海鮮が嫌いなど似ている部分もあり、食の好みが大きく違うとは思わない。東京カレンダーに出てくるようなお店を望んでおらず、気軽に街中華や地元の焼肉屋さんに一緒に行ってくれる人が私のパートナーに求める条件であり、まさにそんな人なので良いかな〜と思っている。

ただ強いて言うなら私に比べてお酒があまり得意ではないので、気軽に居酒屋に一緒に行こう!とはならないのが残念なところかもしれない。まあ彼女はコーラをお酒のように飲めるし、シラフで会社の飲み会をやり過ごせる人なので、行ったら行ったで楽しいのだろうけど。

お金の価値観や文化に対する価値観、色々あるだろうけど、食の価値観のすり合わせは絶えず行っていきたい。年取ると好みも変わってくるので。

最近読んだ本(2023年6月)

最近読んだ本たちをジャンルから1つずつ。

小説:世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド/街とその不確かな壁

村上春樹の新刊が出て話題になっていたときに、ずっと前に旅のお供として買ったはいいもののkindleに積読してある『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』のことを思い出し、時間がある時に読み始めた。ある程度読み進めるとやっぱり入り込んでしまい、そのまま新刊である『街とその不確かな壁』も読んでしまった。

この2冊は繋がっているというか、『街とその不確かな壁』が先に書かれたものの*1、当時世に出すには生煮えだったらしく、その内容にケリをつけるために新しく書いたものが『世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド』とのこと。

前提として、私は『1Q84』も『騎士団長殺し』も別に読んでいないし、初期の頃の村上春樹を少々かじっているだけのペーペーです。他の作品と絡めたようなウィットな推察もできないし、作中に出てくる外国の小説や音楽などといった文化も基本的にはわかりません。

ただ私は俗に言われる村上春樹テイストな文章は割と好きで、「生と死」「表と裏」みたいな2つの境目の話を、表現方法は変えながらずっと永遠と語っている(と私は思っている)のが好み。

今回の2冊に関して言えば、「壁のなか(あっち)」と「壁のそと(こっち)」の話を永遠にしている。完全だからこそ時間軸もない意識の世界と、不完全だからこそ色々なことが起こる社会的な世界。

私はその情景を頭に思い浮かべた。頑強な両腕を持つ誰かが椰子の木の下で待ち受けていて、私の落下をしっかり受け止めてくれる。でもそれが誰なのか、顔が見えない。おそらくどこにも存在しない架空の誰かなのだろう。私は少年に尋ねた。 「きみにはそういう人はいるのかな? きみを受け止めてくれる人が」 少年は首をきっぱり横に振った。「いいえ、ぼくにはそういう人はいません。少なくとも生きている人たちのあいだには一人もいません。だからぼくはいつまでも、時間の止まったこの街に留まることでしょう」 そう言うと、少年はまっすぐ堅く唇を結んだ。 私は彼の言ったことについて考えてみた。その高みからの私の激しい落下をしっかり受け止めてくれる人は(もしいるとして)いったい誰なのだろう? 『街とその不確かな壁』p649

色々ハイライトしていたが、ここが一番記憶に残っている。社会で生きている以上自分以外の言動によって浮き沈みが起こることは往々にしてあるし、そんな沈んだ時に受け止めてくれる人がいるのは相当ありがたい事実なのかもなと。

漫画:違国日記

ずっと気になっていて、ここの週末で一気に10巻まで読んだ。なんで今まで出会ってなかったんだろうと思うぐらい、めっっっちゃくちゃ好みだった。

槙生さん、ぶっ刺さるパンチラインを連発しまくるので迂闊にページをスラスラめくれない。何気なく発する言葉に「アァァ……ソレワカルゥ…」と食らってしまう。

「あなたがわたしの息苦しさを理解しないのと同じようにわたしもあなたのさみしさは理解できない それはあなたとわたしが別の人間だから」3巻 p94

本当にわかる。頷きすぎて首痛めた。でも、私と違ってこの後に

「ないがしろにされたと感じたなら悪かった だから………歩み寄ろう」「…わかり合えないのに?」「そう わかり合えないから」3巻 p95

と言えるのが本当に素晴らしい。見習いたい。

親を亡くして槙生さんと暮らすことになった高校生(最初は中3)の朝ちゃんも本当に良い。素直で基本的にあっけらかんとしつつも、疑問や葛藤を心の中に溜め込んで苦しくなったり、吐き出してみたり、言語化に頑張ってみたり。

自分には何もないって思う気持ちや、自分の道なんて勝手に何もかも決めてくれよ!という気持ちは私も痛いほど感じたことがあるけど、周りのみんなが言うように、あなたは生きているだけであなただし、あなたしか出せないものがあるから。それを欲しくても得られない人がたくさんいるから。

「…あなたの明るさとかお喋り…ひとからの好意をきちんと受け取れて受け取らなくていいことは受け流せるところ」「…そういうものがわたしにとってどれほど欲しかったものか想像がつく?」9巻 p68, 69

ひとからの好意をきちんと受け取れて受け取らなくていいことは受け流せるところ、これ本当に大事だから!!!素晴らしいから!!

「歌上手くなくても かわいくなくても 聞き上手でもノリよくなくても 親いてもいなくてもあたしと友達でもそうでなくても ちょいちょいすげーしつこくても べつに成績普通でたまに動き変で そうゆうの全部なくても何もなくなんてないだろ」 10巻 p140

カンちゃん…私は泣いたよ。

少し前だったら朝ちゃんの視点で読むことが多いだろうけど、今は年齢も重ねただけあって自分だったら朝ちゃんにどういう風に接するだろう?なんと言葉をかけるだろう?という視点で考えてしまうのも、私自身が試されているような気持ちになってとても面白い。kindleで買ってしまったけど、これは手元で何度も読み返したい漫画だなあ。

雑誌:旅に行きたくなるシリーズ

BRUTUSの台湾、POPEYEの韓国、TRANSITのメキシコ。

それぞれの雑誌の良さが出ていてとてもよかった。台湾でタケノコにマヨネーズつけたやつ食べたいし、牛肉麺食べたいし、韓国でカンジャンケジャン食べたいし、ポッサムも食べたい。メキシコでタコスはもちろんカルニタス、ビリアというものも食べてみたい。 ああ……現地の食を楽しみに行きたいね。

このうちのどこかに行くぞ!!(メキシコだけハードル高なので実質2択)

*1:正確には、世には出されていない『街と、その不確かな壁』という中編小説が先に書かれた。その後それをもとに、2020年ごろから執筆開始したものが今回の新作らしいです。